野菜と井戸と


いい天気になった。庭でチビカマ君で焚き火して、コーヒーを入れつつ読書。その後、畑に出る。豆の残りをまき、草刈りを少し。

小さな手鎌で野菜の周囲の草を刈る。それと水路の土手の草も。手鎌で刈るのは楽しい、昆虫やミミズやクモたちが間近に見える。これがエンジンカッターの場合、刈る場所が視界から離れているので、地を這う虫など観察できない。手鎌ならチョウなども逃げない。かたわらに花と戯れるチョウを見ながら作業するのは、楽しいものだ。

そして、手鎌は選択的に切れるのがいい。残したい雑草があれば、刈り残して成長や開花を観察したり、有用植物があれば(たとえばユリ類とか)意識的に残すことができる。エンジンカッターだとすべて切り刻んで、後は芝生状の緑になるだけだ、切り刻まれた虫の残骸を残して・・・。

さて、今日の収穫でサラダ。バジルは収穫したものをオリーブオイルに漬けておいたもの。フェンネルは井戸の横に一株植えてあるので、いつでも採れる。ここ桐生の梅田はキュウリの産地なのだけど、市販のキュウリは農薬づけである。だから、どんなに貧弱であろうとも、畑のもぎたてのキュウリの味にはかなわない。

middle_1278593133

“野菜と井戸と” の続きを読む


京都四国旅(2.京都、町家建築考)


木曽川に霧が流れている。5時起床で一路京都へ。

いま京都は祇園祭りのまっただ中。16日に宵山、そして17日に山鉾巡行がある。

祇園祭りはまだ一度も観たことがない。山鉾を見たい。そして京都の町家には、私たちの人工まみれの暮らしを立て直すヒントがたくさんあるのでは? と思ったのだ。

しかし万年金欠の身の上ゆえ、京の旅館に長逗留はできぬ。それに京都旅を思い立って、ネットで安いビジネスホテルを探したところ、祇園祭ということで空きがない。幸い17日の夜だけは市内に宿がとれた。

で、それまでの2泊はどうするか? 私たちが採った方法は、京都にいちばん近い道の駅に車を止めて車中泊しながら、京都までは電車通勤して祭りと町を観察するという方法である(ウルトラCだな/笑)。

“京都四国旅(2.京都、町家建築考)” の続きを読む