西日本の森は荒廃しているか?


先日、わが家にお泊まりして近辺の山を観察していった九州の虎丸さんのブログ(こちら)でクマに対する見解でコメントが飛び交っているようだ。その中で「今のままでは、林野庁が解体する前に森林は再生不能レベルまで荒れてしまうでしょうね」などという書き込みがあった。再生不能レベルとは何か? この人は森林の荒廃をどのようにとらえているのだろうか? これは日本熊森協会の方々の山に関する認識にも通じるところがある。

熊森では「過去に奥山の天然林が伐られて、人工林に変わってしまった。その手入れがされていなくて荒廃し、クマの食料がない」という。

それはある意味正しいが、今では間伐された人工林もあるし、放置したまま雪折れが入って自然の間伐によって植生が回復している人工林地もこのごろは多い。

そして何より、過去に西日本で吹き荒れたマツ枯れ旋風の跡地はどうなっているか? 私は、今年の5月に九州の虎丸さんの所に取材に行く途中で、岡山~広島~島根~山口の山を縦断しながらマツ枯れ跡地を撮影してきたのだが、その跡には見事に広葉樹が回復していた。

これを見るといま、日本の山は荒廃ではなく再生しまくっているようにも見えるのだが・・・。

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ライブ機材購入・キノコの本


今週の土曜日(6/5)に桐生市内で紙芝居ライブをやるのだが、その音響をどうするかで悩んでいた。友人にお願いすることもできるのだが、やはり自分たちで一通りの設備を用意しておいたほうがいい、ということで前橋や高崎に買い物に行った。

これでアンプにマイク3本、それにミキサー等が揃った。

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太田金山の松枯れ


太田金山といえば先日ライブをやった近くだが、山頂付近は「金山城跡」として市が整備したりしている。そこは、むかしはアカマツが多く幕府に献上するほどの松茸の産地であったらしい。ところが、例によってマツ枯れが始まって、公共機関は薬剤撒布をやった。周辺住民への健康問題も多く発生していたらしい。そして、やはり薬は効かずマツは枯れ続け状態。

で、市が始めたのが

「太田市のシンボルとして多くの市民に愛されている金山の赤松は、松くい虫等による被害により、毎年約 5,000本が枯れている現状にある。赤松は下草を大変きらい、いつも下草のない状態を保持することが大き な予防策とされているので、市民参加による赤松を守る運動として赤松管理オーナー制度を設置する。」

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赤城のミズバショウとマツ枯れ


マツ枯れ研究異説


このところ、時間をみては森林関係の図書を読んでいる。特に興味深いのは土壌生物の研究者、小川眞(おがわ・まこと)氏の『森とカビ・キノコ』(築地書館 2009.8)である。

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小川氏は過去に森林総合研究所(略して「森林総研」以下)にいたことがある。森林総研は林野庁の外郭団体である。マツ枯れの原因は虫(マツノマダラカミキリ+マツノザイセンチュウ)であるとして薬散布を続ける論理構築をしてきた。しかし、小川氏は異説を唱えていたのだ。

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京都四国旅(10.海と松)


私たちが四国本州間を行き来するとき、毎回お世話になるのが宇高国道フェリー。軽自動車片道2.300円で搭乗人員の料金はなし。つまり軽で2人で旅するなら一人1,300円で海を渡れる。

四国を離れるとき、私はいつもデッキから屋島をぼんやり眺め、お別れする。

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