囲炉裏の使い方


ここに来てめちゃ寒くなってきたが、僕らは今シーズン、なんとまだマッキー君(カマド兼薪ストーブ)に火を入れていない。囲炉裏のほうが薪の消費量がだんぜん少ないし、料理には便利だし、これで十分暖かいからである。いや、僕の座る位置は下窓を空けたこともあってすき間風もあって背中は寒いが、綿入れのベスト(袖無し半纏)と腰に毛布をあてていれば十分寒さはしのげる。板の間でなく畳にしたのは、防寒の点では大正解だった。

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白菜漬け


白菜を4株収穫。漬け物を仕込む。ごく普通の四つ割り、柚子皮の刻んだのと赤トウガラシを挟み込み、塩を刷り込むというスタンダーな漬け物だ。いまやっておくと、お正月にちょうどいい感じで食べれるはず。Y先生もイタルさんも同じようにやっていたので、その時期を真似たのだった。僕らの畑のはずっと小型だけれども。

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ななくさ個展ライブ報告


埼玉県神泉村「ななくさの庭ギャラリー」でのライブ・個展が盛況のうち終了しました。今回は個展をご一緒したご近所でもある山田和子先生との合同展ということで、この地に越して来て一年が過ぎ、私たちSHIZUKUの活動を近隣の方々に知っていただくとてもいい機会となりました(途中でNHKテレビの取材もありました)。
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四万温泉と石臼


NHKの朝ドラ「ファイト」のロケ地でおなじみの四万温泉に行ってきた。思っていたより谷間の細長い敷地で、旅館の数はかなりある。一番奥にある「積善館」という古い旅館(温泉旅館の木造建築としては日本最古/群馬県の重要文化財)の湯船に入る。日帰り温泉としては値段は高い(1000円)が、その雰囲気、湯質はすばらしかった。古い建物はなぜこんなに安らぐのだろうか。

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囲炉裏と柚子


相方が柚子をどっさり摘んできた。皮の干し物や、ジャムをつくったりするというので、いろいろさばいていた。僕は蔵書のなかで柚子の記述がある中共文庫『料理歳時記』(辰巳浜子著)を思い出し、柚子の項を見た。そしたら、本当の柚子味噌というのは、柚子をまるのまま酒と味醂で2~3日もかけて、火鉢のとろ火で煮てつくるものだと知った。さっそくそのつくり方でやってみる。結果はまた後で。

囲炉裏を使い始めてそろそろ一ヶ月。もう面白くてやめられない。どうしてこんなすばらしいシステムを日本人はあっさり捨ててしまったのだろうか? 驚くのは薪の消費量が減ったこと。一日じゅう燃やしていても薪の減りは少ない。薪ストーブは薪を放り込むかたちで薪全体が燃えていく。ところが囲炉裏は、薪を小口(先端/片側)からじわじわ燃すことで、燃え尽きるスピードが極端に遅くなる。そして、細い枝などが役に立つこともすばらしい。

当然、炎は薪ストーブに比べて小さい。しかし裸火で、低い位置で燃えているために全体に暖かい。この気持ちのいい暖かさは、石油ストーブの不快な暖かさの対極にあるものだ。石油はクサイが、囲炉裏は芳しい。煙かろうが灰まみれになろうが、僕らはもう囲炉裏のすばらしい効果と雰囲気、その経済性にぞっこんなのだ。

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