NHKの朝ドラ「ファイト」のロケ地でおなじみの四万温泉に行ってきた。思っていたより谷間の細長い敷地で、旅館の数はかなりある。一番奥にある「積善館」という古い旅館(温泉旅館の木造建築としては日本最古/群馬県の重要文化財)の湯船に入る。日帰り温泉としては値段は高い(1000円)が、その雰囲気、湯質はすばらしかった。古い建物はなぜこんなに安らぐのだろうか。
途中、渋川の「ファームドゥ」で石臼を買った。小さい手回しのものだ。渋川は農業資材店を扱う金物屋が多い。コペンのトランクにその石臼がおさまっている姿はエキセントリックで、なかなか象徴的な光景だった。この新品石臼は重要な買い物だ。囲炉裏と同じように、アトリエに大きな変化と福をもたらす気がする。