乾燥イチジク、イサムの人生


イタルさん宅の外の水道の修理を手伝う。上のタンクの元栓を止めにいくと、屋根にイチジクが落ちて乾燥イチジク状態になっている。イタルさんに許しを乞うて食べてみるととても美味しい。以前、自然食品店で買ったことがある乾燥イチジクはたしか中近東からの輸入ものだった。ここでも作れるとすばらしいな。

middle_1139225250

“乾燥イチジク、イサムの人生” の続きを読む


魂の森とは?


藤岡の「たむら」でお土産にいただいた塩サバを再び囲炉裏で焼いて昼食に食べる。感嘆するほど旨い。蒸し器で温めなおしたご飯も美味しい。「蒸し器で温めたご飯」などというものは今や死語だろう。冷や飯を温めるのはどの家庭でもきょうび電子レンジだものな。蒸し器のご飯はべちゃっとして不味い気がするけれども、アトリエのはまるで炊きたてのごとく美味しい。もともと山水で薪で羽釜で炊いたご飯だからメチャ旨ご飯なのだけど、これを蒸し直すと美味しいのは、水蒸気をたてる水の美味しさがちがうからか? ともあれ、熾炭で焼く魚は旨い。

siosaba
“魂の森とは?” の続きを読む


猪ノ田温泉、ムササビ発見!


イラストマップの仕事にかかっている。午後になって「今日はどうしても温泉に入りたい!」というわけで猪ノ田温泉「絹の湯」へ。藤岡の山間部にあり、地図上ならアトリエから直線距離で5kmくらい。でも車道がないので藤岡の町まで降りてぐるっと回らねばならない。この途中に「金井の湯」というのもあるが、新規開拓をめざして、初めて行ってみたのである。こぢんまりした温泉宿。ヒノキの浴槽でお湯もなかなか良かった。掛け流しではなく循環で殺菌もしているが、塩素臭は感じない。入浴料も500円と安い。

温泉に入った夜は身体が芯まで温まり、寒いアトリエに戻ってもその感触がとぎれることなく、夜は本当にぐっすり眠れる。また、その日の眠りに汗をかくことが多い。身体の新陳代謝が活発になるらしい。絹の湯は明治時代からやっているというから最近のボーリングで湧出させたものではないらしい。強アルカリなのでわき水で希釈しているそうだ。

“猪ノ田温泉、ムササビ発見!” の続きを読む


万場のナタガマ


藤岡のIさんが太陽熱温水器を持って来てくれた。パーツがばらばらなので、設置場所を考えて組み立てたり配管をしなければならない。しかし、これができると灯油が大幅に節約できる。それに今の灯油釜が壊れたら薪焚き兼用の釜を購入する予定だ。外でチビカマでお茶を沸かしていたら風が寒くなってきたので囲炉裏に移動する。

Iさんが帰った後、囲炉裏でご飯を炊き、昨日藤岡「たむら」でお土産にいただいた塩サバを焼いた。囲炉裏で焼き物をするときは、まずおきている火に薪を多めにくべて熾炭をいっぱい作る。そこで薪を引いて炎を弱め、ゴトクに網をのせ熾炭の部分で焼くのである。 “万場のナタガマ” の続きを読む


藤岡「たむら」


前日は川越のシンポジウムの批評とか、森林関係友人への質問メールの答えなどを書いていて一日が終わってしまった。みぞれが降っていた。その前日はジョイフル本田で買い物したりヤマダ電気でFAX機を買ったりした。そうそう、書店で買いました宮脇昭『いのちを守るドングリの森』(集英社新書)。いま読んでます。

今日は天気が良かった。外でチビカマを焚いて本を読みながらコーヒーを飲む。でも読んでいるのは宮脇昭ではなく、玉村豊男の『健全なる美食』(中央口論社)。この本は力作だね。玉さんの文体はけっこう好きです。
“藤岡「たむら」” の続きを読む