2日目


オクラを初収穫。スライスして醤油をかけて食べる。程よい粘り、瑞々しい。いままで食べたオクラの中でダントツの旨さ。しかし雑草がスゴイ勢い。ネギを覆わんばかりのところが出てきたので、さすがにいくらか刈らねばならないのだ。

ここ数日、オオムラサキが出ている。とはいえ何匹もいる感じではない。アオスジアゲハ、ミヤマカラスアゲハなども頻繁に見る。でも全体にチョウの数は少ない。本当は、自然林と里山環境が機能していれば、こんなモノではないのだ。僕の中高時代(30年前)は、有名採集地に行けば、階層構造と多彩な棲み分けをしてうじゃうじゃと飛んでいたものである。

ちなみに、ここ御荷鉾山周辺は僕が中学時代に愛読していた『新しい昆虫採集案内(1)』(京浜昆虫同好会編/内田老鶴圃新社1971年)にも紹介されていて、わがH集落は×印(採集ポイント)が記されている。昔は草原性のチョウ、アサマシジミやヒメシジミも採れていたようである。

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COPEN来る


朝、草刈りに行こうと準備していたら、Y先生がやって来た。毎朝2時に起き4時に朝食を食べ、明け方から畑の草取りをしているY先生である。日が上がって僕らが起き出す頃、すでに一仕事終えているのであった。

「いや、草の勢いがすごいね。石垣まわりに除草剤をまいたんだ。マムシがいてね、草がないとヘビもいなくなる」
僕らが朝寝坊な上に、アトリエの畑がいたるところ草が取りきれていないのを、先生は暗に批判されているようにも見受けられた。
「僕らの畑は生物共存型ですからねぇ(笑)。ま、生き物の写真がまた仕事ネタにもなるもんで」と頭をかくふりをする。
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