7番、十楽寺


部分的逆打ちで7番「十楽寺」へ。わざとは逆順遍路をしているわけではないのだが、そのときの旅程から行きやすい道順を選ぶとなぜか逆になるケースが多いのだ。逆打ちは案内板が少なくなるので道に迷いやすく、本道を外してしまいがちだが、正面から歩いてくるお遍路さんを観察しやすい利点もある。

最近見られる傾向としては、老人男性の単独行遍路が目立つようになってきた。

さて、十楽寺である。竜宮城を連想させる赤い鐘楼門。この手の山門は中に鐘が格納されていて、ヒモを引いて撞けるようになっている。が、ヒモを下ろさず鳴らせないようになっているケースが多い。トラブルが多いのだろうか。

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別格霊場13番、仙龍寺


三角寺の奥の院はトンネルを越えた山の裏にある。この寺は仙龍寺といい、別格霊場の13番になっている。別格霊場というのは88箇所からは外れているのだが、とくに空海ゆかりの霊場が他にも多数あり、全部で20の寺院が、別格二十霊場としてまとめられている(88+20で煩悩の数108)。

入口には、三角寺の奥の院なのだが「四国総奥の院」の石板が。

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65番、三角寺


秋晴れ。お遍路シーズン再来♬ 愛媛県下の最終札所「65番、三角寺」へ。

このあたりの山は急峻で、集落には必ず立派な石垣がある。地質的には中央構造線の南帯「三波石変成帯」なので青石(結晶片岩)がたくさん出るのだが、この青石は片理があって平行に割れやすいので平たくて石垣に積みやすいのだ(興味のある方は拙著『楽しい山里暮らし実践術』のコラム「青石を追って」をお読み下さい)。

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2番、極楽寺


1番札所、霊山寺の近くの道の駅に夕刻到着。「阿波十里十か寺」のうち、1番と9番10番は既に回っているので今回は間の欠番を順列で打っていこうという旅。

連休中ということで暗くなる頃には他県ナンバーがぞくぞくやってくる。キャンピングカーあり、箱バンあり、乗用車でやってる人もいるし、テントを張ってしまう豪の者もいる(道の駅のテント泊は禁止ですぞw)。いやはや道の駅車中泊旅はすっかり文化的定着をみたようだ。

翌朝、まずは霊山寺の売店で「納め札」を購入。1箇所に2枚、2人で計4枚使うので前回購入した束が切れた。ローソクや線香もけっこうな消耗品だが、これらはスーパーやドラッグストアで購入している。

2番札所「極楽寺」へ。

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