軒とペーパーナイフ


朝、畑の草取り。カマの使い方にもだいぶ慣れたが、それでも2本ほど誤伐してしまう。トマトの大きいのが色づき、ニンジンやダイコンがどんどん成長している。キュウリもだいぶ出遅れたが、ようやく実をつけ、小指ほどにふくらんできた。今日はジャガイモ収穫跡地に豆類を蒔く予定だったが、あまりに蒸し暑いので中止。先日到着したグラフィックソフトをインストールする。このインストールに使うCDは4枚。時間は20分以上かかった。

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ツナの味


ジャガイモ収穫の跡地に小豆と白インゲンの種を蒔いた。午前中に畝きり。日中はさすがに暑く、ワインを飲みながら食事して室内で昼寝&読書。4時頃から再び畑に出る。チンゲンサイとニガウリも蒔いた。ニシンのマリネはすごく美味しかった。今日は自家製ツナで冷製スパゲッテイ。自家製のツナはマグロの切り落としのさくを使ったものだが、ポーチド・フィッシュの一品、といえなくもないくらい旨い。

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遠雷


水路の梅の実が黄色く色づいて落ち始めていた。なかには茶色くなって中身が完熟し、とろとろの甘柿状態になっているものもあり、手にしてみると爽やかな発酵臭がある。中身をちょっとなめてみると、酸っぱくてなかなか美味しい。「これはこのままジャムになる!」と思った。昨年の晩秋に敷地の柿を、その熟したものを食べた。高価なブルーベリージャムの一瓶よりもそのカキの1個のほうが量が多かった。これはほとんど自然のジャム?

山村ではカキや梅などかつての果樹が利用されないまま放置されている。さっそくネットで梅ジャムの作り方を調べてみる。ようするに熟した実から果肉だけ取り出して砂糖で煮ればいいだけだ(何と簡単!)。ジャムというのはもともと食べきれない果実の保存法なのだろう。小鍋に一杯分の梅を拾ってきて、水で洗ってから皮を剥き、竹べらで果肉をこそげとる。種の周りのぬるぬるは取りにくいが、最後に何個か手のひらに入れてぎゅっと搾るようにするとけっこうとれる。鍋で煮るとなんともいい香り。水路1mに落ちていた分で、採取からジャム完成まで2時間もかかってない。

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ニシンのマリネ


朝から草刈り。とはいえ、僕らの朝は遅い(笑)。すでに炎天下。水源への道と石組みの水路周辺を刈る。畑で大きなアオダイショウを見る。ちょいの間の草刈りで滝のような汗をかく。僕らはいまだにエンジン式の草刈り機を持っていないので大鎌で手刈りしているのだった。

昨日、ネットで注文しておいた「ピチット」が到着したので、さっそくニシンのマリネを仕込んでみた。しかしネットは商品の購入だけでなく、料理のレシピを引くのにもすごく便利だ。ニシンのマリネはデンマークの伝統的な料理で、日本のしめサバのようなものなんだって。まずはマリネ液をつくる。冷蔵庫からトマト2個を取り出し、湯剥きして小鍋でつぶしながら煮てピュレにする、それに畑から採ってきたばかりのニンジンをすりおろして入れる。鍋が冷めたところでタマネギのスライス、ワインヴィネガー、黒胡椒とクローブをつぶしたものを投入。これを保存容器に入れて一晩寝かせる。

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ジャガイモ収穫


朝、畑へ出るとジャガイモがイノシシにやられていた。囲いは壊れていないのでどうやら水路を飛び越えたようだ。被害は少ない。掘ったところもけっこう食べ残しがあり、大きめのジャガイモが食べられることなく転がっていたりする。相方と相談し、結局この日に全部収穫してしまうことにした。

僕らは仕事を始めると、くぎりがつくまでとことんやってしまう。食事抜きで午後までぶっ続けで収穫完了。全収穫量は100kは軽くいってるだろう。かなり大きくなっているものもあったが、割れや虫食いはほとんど見られない。土寄せと後半に雑草を残したのが良かったのが、青焼けも数えるほどしかない。味もすばらしい。これでうまく貯蔵すれば来シーズンまで自家製で料理が楽しめそうだ。

しかし、雨上がりの畑で泥まみれ。疲れた!

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