塩江/坂出/33年ぶりで後輩と


大学時代の後輩から突然メールが来た。私は福島県郡山市にあるN大で「釣り同好会」の会長をやったりしていたんだけど、なにしろそこはとんでもない飲み助が集まっていた会で、私もずいぶん先輩に飲まされたけれど、そのときの後輩なのであった(汗)。

なんでもそのHは、フェイスブックで水戸の同じく後輩のTのページを発見し、連絡を取り合ううちに私が香川にいることを知り、驚いて連絡をかけてきたというわけなのである。

私はすぐにHの顔を思い出し「そういえば香川だったか……」などと、坂出の住所にまたまた驚いたのだった。

で、yuiさんは、これまで名古屋のKaや、九州のKoや、札幌のUや、静岡のO先輩や、これまで会わせたN大関係者がことごとく面白人間なので、Hが工務店経営者ということもあり(私たちは高松郊外に事務所建設を計画中なので)この出会いを、今回も楽しみにしているのだった。

結局、水戸のTが四国まで遊びに来るということになり、本日皆で会って坂出で飲もう、ということになったのである。

待ち合わせは夕刻なので昼間は塩江の「かがわ・山なみ芸術祭」の現代アート展示をちょこっとひやかしに。

まずはなんだかユルい感じの「いこい食堂」というのを見つけて昼食。ここの中華そばが変わっていてコリコリと硬い親鶏の細切れが入っている。それから溶き卵。スープは甘いが、全体としては悪くない。トッピングに「ニンニク」とあり、店の人に訊いてみるとニンニク・クラッシャーでスープに落とすらしい。次回はぜひ試してみたいw

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現代アート展示は、ああこんなもんだろうなぁ、というものでぐったり疲れてしまったけど、神社のイチョウはよかった。yuiさんはクラフト用の葉っぱをここまで採りに来ていたそう。

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電車で坂出へ。

坂出といえば建築ウォッチャーに有名なのは「坂出人工土地」だ。私は3年前の日記で酷評したけど(こちら)今回はまた新たな目でこの建物を周遊して、植え込みなどはよく手入れされ、子供たちがこの空間を楽しんでいる様子が見られ、相変わらず空き部屋は廃墟のようだったけど、造形的な完成度はなかなかだと思った。

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坂出のルイス・バラガン。

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この空間の完成度は、このままヨーロッパの街中にあっても似合いそうである。

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坂出はかつて製塩業で隆盛を極めたのだが、往時のアーケード街は寂れまくっている。

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シャッターアートがあった。北斎とルノワール。すでにペイントが剥がれ始めている。

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雪舟だ。

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ところが、その寂れた商店街を駅側に回り込んでみると、手入れの行き届いた庭園や茶室があり、自由に入れるようになっている。

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駅前で後輩たちと再会した。水戸のTは鋸谷さんとの出会いからいろいろ協力してもらっているが6~7年ぶり、Hにあたっては実に33年ぶりである。

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Hの工務店で建てたという居酒屋「ひだまり」で飲むことに。

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地魚中心の店で、今も現役で釣りを趣味とするHが次から次へ地魚を注文する。生け簀のアジとカワハギ。キモがうまぁ~。

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ベラ。東では釣りの外道で捨ててしまう魚だが、西のベラは繊細で、塩焼きが特に美味い。

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地の柴エビのかき揚げ。Tが気に入って食べまくっている。たしかに、北関東の海には無い味なのだ。

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大学時代の話は尽きない。

私は釣りに狂っていたあの時代、死にかける事故を体験しているほど無頼に釣りに入れ込んでいた(昨年はその最も懇意にしていた先輩が亡くなり、釣り研OBに衝撃が走った)が、今はまったくしていないのだ。Hは四国で海も川も今でもいろいろ釣りまくっているようで、昨日はTを誘って一日海釣りしてきたそうだ。

私たちの事務所兼住居の建設予定地をとりあえず見てみないか、という約束をHに取り付けて、この夜はお開きとなった。

いこい食堂

和菜旬菜 ひだまり


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