アイランドテーブルに棚を作る


オーブントースターを買ったので、アイランドテーブルに棚をつけてすっきり収納することにした。

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ここは電気スイッチが近いので壁付けでビス打ちは避けたい。自立式の棚でいくことにする。さらにオーブンが熱を放つので格子状の柱で棚を支持させよう。スケッチを描いてみる。それぞれ3本の格子柱で棚板を浮かせてみよう。

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材料の天板はアイランドテーブルを作ったときの端切れ。

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脚は本棚を作ったときの端切れで、30mm厚のフローリング材のさねの部分(断面がちょうど「凹」のような形をしている)である。なにかこの形を活かしてモノができないかなと、薪に燃やさずとっておいたのだ。

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台座はヒノキの小幅板。

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鉋がけして面取りをする。

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格子柱は合計6本の高さを正確に揃えるため、基準の1本を切ったらそれを定規に墨線を入れ、

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のこ引き定規で長さ・直角とも正確に切って合わせる。

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ここでインパクトドライバー登場。台座の裏から予備穴を空ける。柱に貫入させるので垂直は正確に。角材のかどを利用して垂直の目安にするとよい。

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ビットをドライバーに変えて穴に押し当てながら回転させ座掘りをする。

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台座の裏から打ったビスはまず表側に1mmほど先を出して止めておき、それに柱を押し付けて動かないようにしてから深打ちする。

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3本の格子柱が固定された。

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それをアイランドテーブルに置いて下から2本のビスで固定する。

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上の天板にも予備穴。プラの化粧板なので座掘りはドリルでする。

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今回使ったビスは3種類。

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一番上は黒いビスを使ってデザインの一部として見せるようにする。上からのビスを打つとき格子柱のズレ(ブレ)の多少の矯正が効く。

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完成♫ 凹のくぼみを表側に出したことで、格子の影が美しく効果的だ。

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棚板はアイランドテーブルの端切れなので調和がとれて目立たない。

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下にはオーブントースターと石臼(小麦挽き)が入る。ごちゃごちゃテーブルの上に置かれておひつとフープロ、それに瓶類を棚の上に載せてすっきり♫ ビスを深打ちしているのでいわばラーメン構造になっており、壁に接触せずともぐらつきはなく、中柱を入れなくてもたわみが出ない。

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棚を置いて整理されることで、テーブルの軸線が引き立ってくる。

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新築の場合、大きめの収納を計画的に作ってしまう場合が多いが、ウチは後付けでDIYしている。この方法は、買い足して行く家電などに対応しながら、大きさや空間を理想的に取れるところが良い。

適当に箱や棚を作ってしまうのではなく、家電の大きや色、部屋の広さを考慮し、バランスよく納まるように収納のサイズを見極める。もちろん家電や道具類は慎重に選ぶ。

棚の天板と壁の間は45mmほどとってある。おひつが載っても安全に座りや見栄えがいいように。

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脚の台座はテーブルにツライチで合わせるのではなく3mmほど中に入れてある(陰影が出てすっきり見え、テーブルの軸線が通る)。

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うまく納まると、新しい家電も以前からそこにあったように見え、部屋がより広く明るく、さらに掃除しやすくなる。

この見極めを設計の段階で行うのは到底不可能なので、あらかじめ大きな収納を作ろうとするのだが、それがまた不用意にモノを増やす原因となっている。

引っ越して丸一年が過ぎた。もうすぐ窓から見えるサクラが満開となる。

 


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