埼玉県飯能市にある駿河台大学から講演依頼があり、車で行ってきた。講演といっても授業の一環で90分の講義という仕立てである。広々としたすばらしい環境のキャンパスであった。
この大学はいわば文科系なのだが、特筆すべきは隣接して約15haの里山を所有しており、授業科目として森林文化(座学と実習)が設置されている。駐車場の向こうにあるのがその里山だ。
座学では森林を観点に法律・地域経済・観光やエコツーリズム・木の文化を、実習では実際に森林作業体験をすることで森の知識を学ぶ(開設7年目とのこと)。せっかく大学の教室でやるので前半は黒板を使って講義風に(笑)。
後半はPCの画像をプロジェクターで。私はパワポは嫌いなのでいつもiPhotoのスライド機能を使っている。
終了後、学食で昼食をごちそうになって、午後は森林での実習作業を見学。指導には地元の森林サポーターや西川林業地の林家なども付いている。
ここは整備前はアズマネザザがはびこっており、それを伐ってようやくここまでこぎ着けた。今は不要なボサ刈りをして遊歩道をつけたりしている。
腕ぐらい太い雑木も倒してある。コナラなどはかなり太くなており、萌芽更新は難しいらしい(枯れた伐り株多数)。今後の植林も検討中とのことだが、ここはシカがいないので安心だ。
ヤマユリが咲いていた。アズマネザザを刈り、地面を露出させたら自然に生えてきたとのこと。里山は手を加えることで見違えるようになる。
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さて、ここからは旅の経過シリーズ(笑)。
今回は早朝に高松を出て、長野経由。まずは諏訪の民宿に1泊。翌日は上田で蕎麦を食べて・・・
軽井沢で吉村順三の建築(軽井沢の山荘/吉村別荘 1962)を見て・・・
群馬に入り、夜は前橋のココで・・・
焼き鳥の「さくま」。行きそびれていた店だったのです。ヤキトンもあり、カシラが美味しかったなあ。
前橋ではアートによる町おこしが始まっていて、ちょっと驚く。
駅前のケヤキ並木が枯れたニュースを聞いていたが、多くの木が健在でホッとしたのでした。