空海の生まれ育った界隈だけに、付近の寺には由緒がたくさんみられる。ここ72番札所「曼茶羅寺(まんだらじ)」は、空海の一族、佐伯家の氏寺だ。駐車場は寺の上にあり、屋根越しに海側の遠望がいい。
背後には我拝師山。鞍部にある建物が次の73番札所「出釈迦寺」の奥の院「捨身ヶ獄遙拝所」だ(赤矢印)。
むかしは出釈迦寺の札所はここにあったが(大正時代まで)、現在は麓に下ろされている。
さて、駐車場から下に回り込んで山門から入る。
仁王様は「ぐあぉぉ」と声が聞こえてきそうな大迫力の造形♬
本堂。
ロウソクと線香(1箇所につき3本)、納め札(日付・住所・名前を書く。年齢はボカしてますw)。そして下にある冊子様のものは般若心経などお経や88箇所各寺のご詠歌や本尊真言などが書かれたもの。
最初に本堂でお経を唱えたら、次に大師堂へ。昨年、総ヒノキで新築されたばかりのこのお堂を見た。まだまだ真新しさに輝いている。木造はいいね。
お堂の中に安置される大師像から御手綱が伸びる。
ここは大師お手植えの松(しかも背の低い笠松に仕立てられた特異なもの)があったのだが・・・
というわけで、その松の幹から彫りだされた大師像が小堂に祀られている。
ツツジのシーズンも終わり、バラが咲き始める。