カラタネオガタマ


五色台の山の上に根香寺と白峰寺という二つの札所があるが、白峰寺の山門に入る前、駐車場のそばに源頼朝が崇徳天皇菩提のために寄進した二基の供養塔(国宝)が建っている。

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なにやらすごく良い花の香りが・・・どうやら、石塔の正面に植えられたこの株から・・・。

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見たことのない花だった。なんというか、その匂いはクチナシやジンチョウゲにも似ているが、もっと果物の芳香に近い、バナナのような洋梨のような、すばらしい香りである。

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戻ってから調べてみるとモクレン科オガタマノキ属の「カラタネオガタマ(唐種招霊)」という木の花だった。図鑑には「中国南部原産、江戸時代中期に渡来、暖地の庭や神社に植えられる・・・」とあり、英名ではbanana tree(バナナ・ツリー)と呼ばれるそうだ。

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ちなみに園芸ネットYahoo店では

カラタネオガタマは、春には木いっぱいに明るい黄白色の花を咲かせ、夏は涼しい葉陰を作るシンボルツリーとしてガーデニング世代の注目を集めている、モクレンの一種です。
◯通常販売価格:11,880円(花樹高1.6~1.7m直径30cm地中ポット)

となっている。高っ!!!(2014年5月現在)

春にこちらに納経に訪れたときは、ヒサカキの花が臭気を放っていたが(ちなみにガス漏れ+公衆便所のような臭い==;)、今の季節はセンダンや果樹園の柑橘類が甘い芳香を放ち、匂い的には大変楽しい。
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センダンは前シーズンの実が付いたまま花が咲いている枝がある、まったく面白い。

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柑橘の花は温州みかんも夏みかんもスダチもほとんど同じ形なので判然としない。ともあれ車の窓を全開にして胸一杯吸い込みたい季節。黄砂やPM2.5が気にはなるけれど・・・。

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