囲炉裏作りワークショップ@徳島山川/2日目


泊まりは川をはさんで近くにある地区の集会所にて。翌朝はお庭でパンやサラダなどで朝食。今回のイベントも、食事がとってもおしゃれでゴージャス❤️

さて囲炉裏づくりの続き。囲炉裏の顔ともいうべき重要なパーツ「炉縁(ろぶち)」。この古民家で使われていた敷居材を再利用する。さすがに溝のある方を出すわけにはいかないので裏側を電動カンナで磨いて。

ヤマザクラ材なので非常に硬く堅牢。素人がほぞ組みに挑戦すればそれだけで1日仕事になってしまう。なのでここはピス打ちで妥協することに。

もうひとつの重要なパーツは「自在カギ」である。自在カギには大きく分けて心棒に横木を差し込んで止めるものと、ロープを使うものの2種があるが、今回は後者で作ることにした。庭で伐採したセンダンの枝があったのでその二又枝のところなどをうまく利用。

吊り縄をかけるのは穴を通してもいいのだが、見栄えよくするためにボッチを付けて両側から吊るように枝で加工する。このやり方は京田辺のライヤー 工房のために作った自在カギのときに思いついた方法だった。

皮付き枝の火棚と自在カギ(空カギ)

こんな感じに。

竹で火棚も作る。これもなくてはならない重要なパーツ。

掛け止めの素材も材を焼いて古民家の色合いに合わせる。

仕上げ。炉縁の下部に粘土を擦り付けて床板の小口を隠していく。

ほぼ完成!

僕がアトリエから持参した鍋を吊ってみる。いい感じ❣️ 長方形の囲炉裏は↑自在カギをセンターからややずらして下ろし、空いた横のスペースで炭火焼きやもう一つの鍋を使うと便利なのである。

粘土に灰をかけてしまえば、多少濡れていても火を入れるのは全然だいじょうぶ。なのでさっそく点火。煙抜きの問題はひとまず後だ。

灰が足りなくて炉が深すぎるが、まあそれはしょうがない。炎が上がるとその強烈な存在感に歓声が上がる。

なんとか夕刻に完成して記念写真。この後、お味噌汁つくって日本酒がふるまわれてプチ宴会に・・・。あわてて帰宅した僕はたくさん忘れ物をしてしまった💦

こうして改修古民家の心臓部に火が灯された。この家に直火が舞い戻ったのは何十年ぶりになるのだろうか? 藍染の体験宿として、人々の集う空間となって大いに活躍することだろう。


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