石積みワークショップ@島根温泉津(準備篇/桜本美林にて)


早朝に高松を出、昼食は前回食べた蕎麦屋を目指したのだが行列ができていたので諦める。午後イチ「里山インストール」のアジトで小林くんと合流。現場に出て明日の石積みの場所と範囲、そして段取りを決める。

1日で石積みのイベントいをこなすのはちょっと無謀なのだが(とはいえ丸亀Sinでは半日でやったけど💦)、今回は重機があるのでそれで最初の土工をやってしまえばなんとかなる。

打ち合わせの後、ちょっと時間が余ったので桜本さんの山を見に行くことにした。6月におこなった巻き枯らしや水脈に入れた枝葉がどうなったか検証してみたかった。

さすがに草がびっしりと林床を覆い始めていた。しかし篤林家の常として生えて来た広葉樹は伐ってしまう。そればかりか林床の草刈りもするのである、だから背丈の高い草すらも見当たらない。

この地域が広葉樹が生えにくいというわけではない。桜本さんのお隣の山ではこのように広葉樹が生えている。しかしここは枝打ちがなされておらず細く曲がった木も間伐されず残っていたりする。つまりただ放置しているだけなのだ。

スギの根元にいい色の苔が厚く生えている。スギの生育としての湿潤的な条件はいいのだ。中層に広葉樹が共存すれば最高の山になる。

アポなしで訪れたのだが、現場に桜本さんがいて草刈りの休憩中だった。いろいろお話をうかがった上で、ここから上流部にある水脈溝のその後を見させてもらうことにした。

最下部はこのように枝葉は流れてしまい土溝が露出していた。

ところが途中から引っかかった枝葉が止まっており、堰堤のような役割をして土を止めている。そしてその両側には草がびっしりと生えている。

枝葉を編み込むように設置するのは、このように流れを防ぐためにも有効なのである。

上流部は水量が少ないせいかほとんど流れていない。

草の生え方も顕著だ。ここは人為的に水脈を掘ったわけではなく、上流部の林道が集めた水が流れ込んでしまい、溝ができていたのである。桜本さんによれば、豪雨時はここを矢のように水が流れていくという。そこに「大地の再生」的な有機物(スギの枯れ枝葉)を入れ、バイパスを掘って分散浸透を期待したのだが、下部はともかく半分から上部はかなり効果があったと言えるだろう。

1カ所だけ設置しておいた抵抗柵はどうだろうか?

こちらもまあまあ効果があったようだ。

↓下写真は6/10に設置したときの状況である。上の写真と見比べると、柵の両サイドの緑の復活も感じられる。

エンジンカッターで草刈りを始められていた桜本さんにご挨拶して帰る。

車に戻り、気になっていた高野寺を参拝することにした。山門にはちょっとユニークな仁王像が出迎えてくれる。

高野山真言宗高野寺(こうやじ)は、平安期の824-34年に弘法大師が開基したと伝えられ「雲州の高野」と称されている。

本堂に上がる階段はちょっとビビるほどの傾斜と長さである。そして石段が古くてワイルドな感じ。

アカガシ林が天然記念物になっている。

本堂、総ケヤキ造り。デカイ! 外にご住職がいらして堂内の参拝を許される。

内部の天井画と柱や梁の彩色・装飾画に驚いてしまった。

天井画は龍である。聞けば江戸時代の作というが、色が非常に鮮やかだ。

明日がお盆の行事で今日は掃除日で三方の扉を解放しているが、ふだんは閉じていてかなり暗いので保護されているとのこと。今日は超ラッキーなタイミングであったのだ。

温泉津に戻り、薬師の湯に入りに行き、「津」での懇親会へ。スナック津は古民家を改装した「里山インストール」プロディースの複合施設、「時津風」の喫茶&スナック部門である(奥にサウナもある‼️)。くわしくは→こちら

今夜はYちゃん担当の手料理でもてなしていただいた(感謝)。

ベジ中心の軽めのメニュー。明日のハードな仕事のためにはありがたい・・・。

シメはモロヘイヤご飯。美味しかった❣️

その後、もう一軒と誘われて、港方面に下って古民家改装の「赭 Soho Yunotsu Old Village Inn & Bar」へ。宿もやっているが1Fにはバーがある。

けっこうお客さんが入っている。いま、島根の温泉津にいることを忘れてしまいそうだった・・・。

ちょっと飲みすぎたかも。。。明日は早出で頑張らねば。


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