島根・温泉津へ(2回目)


イベントや打ち合わせ続きでほとんど休むヒマがない。今日は早朝から島根の温泉津(ゆのつ)に出発。明日10~11と温泉津でワークショップをやり、15日朝まで滞在予定だ。14日には「富士山ナイフ」などの海外展開を手伝っているノマド・ワーカーのマキさんが帰国し温泉津に来るというので彼女に会ってから高松に帰る(そして翌15日はタマリンの森の田植え❗️)

高速を降りて三次の街中を走っていると紙コップや弁当容器などを販売している店(モダンパック三次店)を見つけたので、今回の焚き火カレー用の容器と先割れスプーン(木製)を購入。昼は、前回と同じく三瓶の「そば工房木の香」で。今回は十割のざる蕎麦ととろろのセットを。

温泉津では「合同会社・里山インストール」の招きで山林再生の指導を依頼されているのだが、主催の小林君らは山林・棚田・古民家のある敷地を購入しており、製材・乾燥もできる自伐林業の工場・工房も作っている。前回は桜本さんの山だけでなく、彼らの敷地も見て「大地の再生」手法で草刈りや川の掃除をやったのだった。

明日は桜本さんの山で、釣竿による密度や樹高の計測、そして了解がとれれば巻き枯らし間伐をやらせてもらう。それほど準備も必要ないので、小林君は田植えの準備をしたいというので僕も現場に行った。

6月の温泉津は濃厚な自然に満ちていた。田んぼ脇の樹木にはモリアオガエルの卵が下がり、樹上でアカショウビンの鳴き声が聞こえる。前回みなで掃除した沢に入ってみた。泥底が洗われて多くが砂地に変わっていた。

木漏れ日が明るく差し込み、落ち葉の中から木々の実生やシダ類が新たに生えてきている。「いままでこの暗いヤブ沢に入るのが億劫だったのが、劇的に変わってびっくりしました」と、これは小林君の感想。

前回の枝払いのさばき残しのアオキが転がっていたので、ナタで枝払いしておいた。

田んぼは石積みに何段にも分かれているのだが、今回使うのは下の方の2段だけだ。そこに水を入れる算段をしている間、僕は風通しのいいように空の棚田の石積みの草刈りをする。

田んぼに水が入る。丁寧な代かきや畦塗りはせず、雑草を抜いて直接苗を植えてしまうというやり方。

今回、小林君は「風の草刈り」の効果に驚かされたそうだ。兵庫の小野との2拠点で活動しているので、地元住人に道路沿いの草の伸びを注意されるそうなのだが、今回は草の伸び方が弱くなってそれがなかった、と。

温泉津の元湯で温泉に入ってから、カレー屋の「ゲンショウシャ」で小林君とKさんと合流。

合いがけのスパイスカレー。そこに散りばんめられた薬味がすごい種類でまた美味しい。つまみになるカレーである。

その後は「時津風」へ。ここは小林君たちがを約3年で改装したという古民家。うなぎの寝床のような町家長屋で、道側から喫茶・スナック「津」、真ん中にショップ&ギャラリー「時」、そして一番奥にはサウナ「風」がある。2階には和室があり前回はここで講演と宿泊をさせてもらった。

時津風

ギャラリーでは「島根アフリカ布フェア」を明日から開催。

常設の岩見焼き。

そして喫茶・スナック「津」で飲む。まだサウナ「風」は未体験(明日の夕刻入る予定)。

*+

自家製の梅酒をお土産に渡したら大好評だった♬。実は昨夜瓶詰めしたばかりのもの。

Fsさんが今年も無農薬梅を届けてくれたので、開けた容器を洗わずにそのまま使用。落下梅なので傷が多く、1〜2割は傷んでカビてしまいハネることになるが、味はすばらしい。

今年も縁の下(といっても基礎の点検口なのだが)でこのまま1年寝かせるのである。


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