田植え手伝い、弘法大師生誕1250


午後から多度津の田植えに参加。Iさん宅でお昼をお呼ばれして地下足袋に履き替え、田んぼに入る。午前中に集まったのは3人で、4畝のうち1/3も進んでいなかったので、田植え定規は使わずに目見当で植えるようリードした。

慣れないと田んぼの泥に足を取られてそれだけで疲れてしまうものである。できるだけ抵抗の少ない履物で、足はつま先から入れて同じ形で抜くとラクなのだ。

水路に満々と水が流れていた。せき板を立てて田んぼに水を入れる。この水路の水は満濃池からも来るらしい。平安時代に空海がが再築したという日本最大のため池である。

15:00になんとかすべての苗を植え終わる(田のほうに少し余白が残った)。水路に在来種のクサガメをみつけたので田んぼに放してみた。この一帯はジャンボタニシの被害があるらしい。クサガメの大型個体は貝類や大型の甲殻類も噛み砕いて食べるというので、駆除を期待できるかもしれない。

16時から海岸寺の大師堂で法要がある。今日新暦6月15日は弘法大師の生誕日であり、しかも生誕1250年という大きな区切りの年である。

住職の読経のあと、本殿最奥にある秘仏を見せていただいた。伝空海作の稚児像である。写真は撮れないのでささっとスケッチしてみた。

このあと海岸寺の会館で直会(なおらい)があるとのことだが、僕は明日小豆島へ行く予定があるので遠慮させていただいた。帰りに前回草刈りしたところなどを一通り見て回る。

明日の小豆島もまた空海ゆかりの地である。小豆島にも八十八個所があり、讃岐から京都へ上京または帰郷する際に、しばしば島に立ち寄り、各所で修業や祈念を行なったとされる。

帰りに撮影した海岸寺の海。右下に青い玉が写っていた


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