「大地の再生+石積み体験」@小豆島/1日目・後編


昼休み、二股枝で自在カギを作り、竹の三又から吊るしてみた。吊り鍋の代わりにバケツをぶら下げて、三又と自在カギの便利さを知ってもらう試み。いま方々のイベント先でこれを作って実演しているのだが、自在カギを多くの人が知らないのに驚かされる。縄文時代から続いているこんな便利で優れた装置をなくしてはいけない。

この自在カギ(自在掛け)の作り方は、僕のいくつかの本に図示しているのだが、このところ新たな読者が増えており、今回も僕の本をまだ読んだことがないという人がけっこういた。

午後から崩れた石垣の補修に皆で入る。まずは草刈りで崩れた石垣のあらわにする。

そうとう長く放置されたと見え、後から自然に生えてきたエノキ、アキニレ、シュロなどが石積みの中に根を張って食い込んでいる。

かなり大きな石も出てきた。小豆島は石工の島でもある。江戸時代、大坂城の石垣に小豆島の花崗岩がたくさん使われた。その名残の石丁場が島の各所に残っており、現在もプロの石工が存在する。男木島の場合は裏込め石がほとんど入っていない石垣だったが、ここはどうか?

やはり裏込め石はしっかり入っていた。島で割り石を加工するので細かい石もたくさん出るのだろう。そして花崗岩を積みやすく加工した「間知石(けんちいし)」もいくつか出てきた。

しかし、草を刈って広げてみると思っていたより広範囲で、しかも崩れた地面だというのにガチガチに硬い。なので石を掘り起こすもの一苦労だ。さらに木の根がその掘り起こしを阻む。

ケンスコでは歯が立たず、ツルハシと大バールを多用することになる。

時間があれば中腹から出てきた木々も整理して全体を積み直したいが、それでは2日で終わらないと判断。木の根が及ばない中央部をしっかり積んで、両脇の既存石垣との接合部は石をはめ込んでなんとか収めることにした。

根石が入るスペースが見えたところでもう夕方、16時を回ってしまった。

とりあえず最も大きな石から根石を積み始めることにした。

皆に手伝ってもらいながら、終了までになんとか2〜3段まで積んでおいた。

何度も言ったり書いたりしているが、石積みは積むのよりその前の段取り、すなわち崩れた石や土の仕分けのほうがはるかに大変なのである。女性の参加者までが土まみれになって、その仕分けを手伝ってくれ助かった。

そのぶん小豆島の海が見える露天風呂が最高に気持ちよかった。戻ると昼ご飯にさらに輪をかけた豪華な夕食が用意されていた♬

サラダに焼きなす。

お刺身。

牛すじ出汁のきいた薄味おでん。

煮ピーマンと豆腐の唐揚げ。

めちゃ安だったという天然マダイのグリル。

島のオリーブ(by タネむすび堂)

お母様手料理のラフティー。

シメにはタコめし。もちろんビールと地酒つき、豪華すぎる❣️

しかし、食後には僕のプチお話会があるのであまり満腹になるわけにはいかない(笑)。今回、新著が間に合わずタイトルが「本が出ました!」から→「本が出ます・・」に変わってしまったのが大変申し訳なかったので、PDFファイルで新著の中身を紹介しながら話す。

お話会だけにやってきてくれた島の方々もいらして、質問コーナーも賑やかだった。「お話会、やってよかったね」と、これは主催の塩本さんの一言。


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