センダンの大樹を救出、多度津「てつや」と「よこた」へ


朝、大阪からサニリリ到着。まずは合田邸を見てもらうことにした。

というのも、合田邸はたしかに建物は素晴らしく、有志による再生も進んでいるのだが、いかんせん庭がズタズタにひどい。以前は庭にかなりの樹木があったようなのだが、それがことごとく伐られており、残っている木々も弱々しい。苔の色が悪く、建物の下部に泥はねが多数みられる。

少なくとも「大地の再生」的な養生(水脈や点穴など)を今のうちに施しておき、建物の雨水排水の経路の確認と、植栽などの再生計画を立てないと、建物の土台にも影響してくる。視覚的空間的にも日本建築に庭の存在は欠かせない。この庭の再生はこの建物の重要なテーマになってくるだろう。

昼は本通りにある「古民家食堂てつや」へ。

中はまったりした本物古民家。坪庭もある。定食を頼んだのだが、品数が多くてびっくり。

会計するところが京都の町屋のように通り庭になっている。昔この土間におくどさんがあったのだろう。壁に煙抜きの窓があって引き手のロープがついている。

しかしこの多度津の本通り、もうちょっと宣伝してもいいんじゃないかと思う。なにしろ香川に越してきて11年の僕がまったく知らなかったんだから。

午後からYさんの畑地ち森へ。雨がパラパラと落ちてくる空模様。今日はまず道に近いセンダンの大木の周りをすっきりさせたい。

Yさん自身もエンジンカッターでヤブを切り開く。ササの他にノイバラが絡んでいて非常にやりづらいヤブである。

大分から参加されたYさんのご友人(多度津が実家)もノコガマを振るって、初めての「大地の再生」体験。

リリーさんは元畑地と果樹回りの風通しを。

サニーさんと僕はセンダン周りを切り開く。相当長く放置されたと見え、ツタが何本も這い上がり、後続のシュロが枝にもたれかかって苦しそうだ。太い枯れ枝が落ちているのが見える。風があるときはヘルメットをしたほうがいい。

途中で土砂降りの雨が来て、資材置き場の中で雨宿りした。作業小屋があるのがありがたい。中に残された道具をみると、以前は熱心に畑や開拓をしていたことが感じられる。

雨が上がったので草刈りの続き。ここは私道なので桜の木の根を痛めている重いU字溝を撤去する予定。

17:30、作業終了。すっきりしたセンダンの前で記念写真。これからシンボルツリーになっていくはず。

Yさんご実家宅に戻ってお茶。酒井さん手作りのスイーツで。そうそう、このプロジェクトは海岸寺近くにぶどう園の再生も検討中。

夜は、近所のお好み焼き店へ。

広島焼であるところが珍しい。骨付鳥もあり。古い町の歴史を感じさせますね〜この脂の染み付いたようなノレン、まずいわけがないっ!(笑)

イカゲソや餃子、もろきゅうで前菜して・・・

来ました広島風(そば入りキャベツ大量)お好み焼き。入り口近くの鉄板でおばちゃんが焼いてくれるのだ。

あっという間に満席になってしまった店内。骨付鳥もキター❣️

焼き飯も・・・皆でシェアしつつ食べる。普段ほとんど外食しないので、目の前に次々にごちそうが現れるという、なんという贅沢。。。

この「お好み焼きよこた」には「中国めし」「中国ラーメン」「よこちゃん鍋」「鍋ぎょうざ」というような謎のメニューが・・・そしてハンバーグやグラタン、博多風の「鉄板ラーメン」というのもある。

明日は全日作業、古民家のお庭とふたたび森の手入れをやります♬


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