石の庭造り@東近江YOSHIZO邸/2日目


2日目。角石は運び終えたので丸石の大物から行く。

スリングやワイヤーの扱いも慣れるまでなかなか難しい。

運び込まれた植栽樹木をレイアウトしてみる。田んぼ・畑と住宅やアパートがモザイクに混在する地域なので、目隠し的な植栽の使い方もでてくる。この家を建てたのちに周囲に新築アパートなどが建てられ、当初の遠望がずいぶん削がれてしまったそうだ。

植樹(植栽土木)に使う木杭を焼いておく。

沓脱ぎ石はデッキの中央に置かれる。その部分の横板が外される。

道から見える庭の心臓部。当然ながらここに最も重要な庭空間となる。内部からの眺めも重要。植樹によるい道からの目隠し、そして畑とファイヤープレイスがレイアウトされる。

さてお昼は・・・一昨日のカニ贈呈のあった近所のスーパー「ショッパー桜川」へ。なんと、ここに魚屋さんの定食が食べれるイートインスペースがあるのだ。

とにかく、小さい地方のスーパーなんだけど、魚の種類も豊富(日本海の直送便や琵琶湖の淡水魚系もある。昨夜は鯉こくも買ってもらって食べた♬)で、やってることが凄いのである。

僕も食欲のスイッチが入ってしまった。ちょっと豪華な「お造り定食4種盛り/ご飯大盛り(無料)」880円(!)。

帰り道の近江平野と桜並木。

ヨシゾー邸近くの佐久良川。しかし川は水量がなく荒廃していた。昔、ヨシゾー少年は橋から透明な淵に飛び込んで遊んでいたという、そして魚が溢れるほどいたという。ヨシゾー君の取り巻きは皆それを取り戻したい・・・という同志である。

隣接する竹林の手入れもやっており、ここで竹炭を焼いたりもしている。秘密兵器の無煙炭化器を導入している。

今日のルックスが竹林にぴったり合うよ!・・・ということで撮ってもらいました(笑)。

午後から今回いちばんの大物、沓脱ぎ石を設置する。その前に下をまたがせる水脈をしっかり再構築しておく。

前回の工事で入れた水脈。コルゲート管が入っている。

半割りのスギ丸太をレール代わりに重機で滑らせていく。

なんとか入った。しかしこのあとの微調整がまた大変だった。

リースの重機をフル活用するために、とにかくめぼしい石を運び出してセットしておく作業を続けた。

今回のNo.2がこれ。守山石のようなきれいな縞が入っている。このモダンで新しい庭のデザインにどう生かしていくか、次回の課題である。

沓脱ぎ石はちょっと奥に入れヨシゾー君の好みにレベルを合わせることになった。大石の動かしはバールとテコの使い方が肝心なのだが、若いメンバーは力はあってもこの経験がほとんどない。石積みや石庭は石が大きいほどこのテクニックが重要になってくる。

今回は植樹まで手が回らなかったので、次回まで仮植えしておく。

夕食はまたヨシゾー邸で。上品なお好み焼きがでた。

2日間、たくさんの友人たちが見学やお手伝いに訪れた。今夜の調理は染色作家でもあるKAZUちゃん。僕の本の読者でした♬

前日「作品見たいから持ってきてよ」と言っておいた。綿麻で樹皮と藍染を組み染めしたTシャツを購入。下は美しい草木染めのサンプル。やはり純な天然素材と草木染めの組み合わせはいいな。これからは間に合わせにつまらない服を買うのは止めにしよう。

次回、この続きの庭づくりは来月中旬、ワークショップ形式でやる予定です。ご興味のある方はぜひ見学・ご参加ください。

「なつかしくて あたらしい 風景の創造」5/12~15


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