「創庭ワークショップ @近江良品」2日目/その1


2日目。朝、まだ資材が入らない前に写真を撮る。角石が3連になり間に青石が入るという土留めのスタイルで統一された。この一角の中が新たな駐車場になる。ヨシゾー君の現在の車は軽バンなので、それに合わせたスペースを作る、道から傾斜があるので、今日はその切土・盛土の調整も図らねばならない。

前回の工事の終了部と今回のつなぎ目。結局3個目の青石は撤去し、長角石を青石に突きつけた。確かにこれが正解だと思う。力学的にも安定するし美しい(撤去した青石はのちにツラを大きく見せた使い方で収まった)。

奥手から見たところ。

長角石2番手と3番手との間の青石は、2つの団子型の石が噛み合うように置いた。

3番手の長角石は2段と低くして、道側の止めにはおむすび型の平石を置く。道で遊ぶ子供たちがちょっと腰掛けられる暖かな雰囲気が出た。ここに立石だと威圧感というか「カーブの防御石」にも見えてしまっただろう。

作業開始。撤去した立石と、表庭に置いてあった繭型の大石をチェンジすることにした。この大石は、ユンボのサイズから言ってぎりぎり吊りながら運べる重さであった。

大石と共に、仮移植されていた植木が運び込まれる。

立石が表庭に移動。とりあえず仮置きである。

立石を抜いたコーナーにもう一つの平石を置きたいが、突起が邪魔をして入らない。ハンマーでハツる。意外やこの青石はやわらかく、思うように欠くことができた。

石を入れ、枡との擦り付けを調整する。「大地の再生」の水脈がきちんと入っていることもこの庭造りの大きなポイント。

繭型の大石はかたちを何度か変え、ここに収まった。

この石は曲線部の縞模様が美しい。水をまくと表情が出る。

水脈の出口にも当たるので杭を使って土留めの補強。ここにシンボルツリーとなる木を角度を見ながら植えていく。

焼き杭を打つ。この植栽がまた土留めの効果を発揮してくれるだろう。ただの石だけの重力擁壁ではない、植栽土木となって通気通水を保つ。すると地中に空気が通り、母屋もカビやシロアリ被害がなくなり風化しにくくなる。

ヨシゾー君が駐車スペースの幅と盛土の高さを見る。大地の再生的な視点と、実用デザインはしばしばバッティングをするが、ここは使い勝手重視というヨシゾー君の意見が尊重される。

植栽の選定も重要である。この角は爽やかな感じの木がほしい。ということでエゴノキを選ぶ。母屋の中央、室内の高窓から緑の目隠しになる木にはシラカシを。

田んぼ側の角には他方向から楽しんでもらうサービスとしてヤマボウシを植える。この丸石はとりあえずの仮置き。

駐車場はぐっと低くなり、その分を石積み側に高盛りする。キワには炭と有機物とグランドカバー的な植栽を。ここで午前中終了。前回に比べ、皆の仕事スピードは格段に早くなった。

昼は恒例の「ショッパー桜川」イートインコーナーへ。昨夜、日本海で取れたというハタの仲間の大魚の刺身が美味かったのだが、その切り身がドカンと焼き物になっていた。それとカツオの刺身を皆でシェアすることにして、ご飯とあら汁のセットを頼む、というなんとも嬉しいことができるお魚屋さん直結のメシ処なのである♬

(その2に続く)

 


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