石の庭造り@東近江YOSHIZO邸/1日目


さて、早朝から東近江のヨシゾー邸の庭造りである。昨年から何度か打ち合わせに来ており、その構想はいろいろ話し合っている。斜め向かいの実家にある大石群の中から選抜して、自邸の庭を新たに創作したいという趣旨。

ヨシゾー君の実家は典型的な近江八幡の重厚な木造民家だが、自邸はエンジニア主夫を自称するヨシゾー君みずから設計したモダンななもので、外観は焼き杉の平屋&フラットルーフの印象的な建物だ。

庭はあるていど構築してあり「大地の再生」の水脈も入っている。ヨシゾー君自身も矢野さんの講座に参加していたほど「大地の再生」には理解がある。石は角のとれた青石(吉野川あたりのものではなく、伊勢から運んだ渋青のもの)や花崗岩の長角石、沓脱石(くつぬぎいし)などだが、なにしろサイズがデカく、重機がないと移動が困難。

今回、予定していた石のプロの方が怪我で来れなくなってしまい、オペレーターは永源寺の家田くんにお願いした。ヨシゾー君も仕事で重量物の移動には慣れており玉掛けの資格なども持っている。

とりあえず腕試し的に一番の大物を動かしてみようということになり、今回のために購入したおニューのワイヤー・モッコを使ってみる。が、バックホーのサイズが小さいので石が吊れず、コンパネをあてがってズっていき、コロを使ってなんとか車道を横断した。

ちりばめる庭石はおおむねこのサイズ。

花崗岩の長石は土留め的に使おうという作戦。

数が多いので移動だけでも時間を食う。が、家田くんもだんだん慣れてきてペースが早くなってくる。

しかし油断は禁物。大石はひとつ間違えばケガや事故につながる。ようやく庭に入れた沓脱石でいっぷく。石でファイヤープレイスも作りたいというので、とりあえずの三又で火をおこし、空間的な雰囲気を味わってみる。

昼はヨシゾー邸で手作り飯をいただく。実は昨夕、宴会の買い出しに行ったお店ででっかいカニを貰ってしまった。なんでもヨシゾー君がひいきにしている魚屋つきのスーパーでしょっちゅう貰い物をしているといういのだが、しかしカニまで・・・。

というわけでカニは前夜に肉と内子を取り分けておき、僕が焚き火でチャーハンにしてみた(これ、まずいわけがない!)。

午後から、ヨシゾー君の提案で長い角石をお勝手口側の境界の土留めにしようと。丁張と基礎掘りを始める。

普通はランマーで突き固めてグリ石+捨てコンという流れだが、大地の再生的には空気通しを重視する。竹や炭を敷き、小石で押さえてその上に載せていく。今回は地盤が良いので木杭も打たない。

設置前にハプニングが起きる。軽トラから仮置きするとき落下時に石を割ってしまい。2本が4本になる。まあ並べて使う分には問題ない。むしろ空気通しのすき間ができて良かったかも? それでも割れの角の面取りはしておいた。

設置後、裏側を埋め戻す。

2段目。20〜30㎜ほど内側にズラして載せる。天端まで埋め戻し。

石の断面は正確な四角ではないので段の間にどうしてもすき間ができる。割って補正できる場所はハンマーで割り、それでも空いたすき間には石を詰める。角に丸石を置いてみた。

今日はここまで。いや〜やっぱり石がデカイと時間を食うな・・・。

この晩もヨシゾー邸で手料理をご馳走になる。鹿肉などが出る♬ いかん・・・ヴィーガン&禁酒がどんどんほどけていく(笑)

(2日目に続く)


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