切り干し大根を語る


切り干し大根がうまい・・・。味噌汁用の土鍋に水をはって昆布と干し椎茸を入れておき、出汁が出たところでその干し椎茸は切り干し大根の煮物に使う。さいしょ油揚げをいっしょによく使っていたけど、なくても十分美味しい。切り干しはさっと洗って水に浸けておくのだが、その戻し汁が甘くて美味しいのだ。

だからみりんも必要ないし、まして砂糖など使う必要はぜんぜんない。鰹節もイリコもいらないのだ。ただ、いい本物の醤油があればいい。

切り干し大根は自分でも簡単に作れる。自分でつくると大根はものすごく小さく縮んでしまうことがわかる。それを考えると市販の切り干し大根はちょっと安すぎるのではないかとさえ思える。ちなみに干すことで栄養価はカルシウムの含有量がめちゃ増しになる。

玄米には海藻と野菜が合うのだ。あと乾物。豆、干しきのこ、干し野菜。やってみればわかるが、玄米に刺身や肉は合わないのだ。そのときは部づき米か白米。で、そのとき出たヌカでぬか漬けを作る。

それから玄米は仕込みや炊くときに「氣」や「念」を入れると味が変わる。これは30代のときマクロビを3年間やったときにいつも不思議に思っていたのだが、今は確信に変わった。

水戸で育った子供の頃、「そぼろ納豆」といって切り干し大根と納豆を醤油味で合わせた惣菜がよく出た。あの頃はあまり美味いとは思わなかったが、いま食えば・・・。

農林水産省のHP「うちの郷土料理/そぼろ納豆」

いろいろ調べてみるとニンジンと高野豆腐との組み合わせも美味しそうだ。

あと「切り干し大根茶」というレシピもある。

<材料>
切干大根1/2カップに対しで水2カップ強。

<作り方>
1.さっと洗った切干大根を水に入れ、5分ほど置く。
2.分量の水を注ぎ中火にかけ、ふたなしで沸騰させた後、弱火で15~30分煮出す。
3.濾して、暖かいうちに煮汁を飲む。
(※冷蔵庫で2,3日保存可能。飲む時は温めて飲む)

切り干し大根茶は、内臓にたまった古い脂肪を溶かす効果があり、過去に取った動物性食品に起因する老廃物の排出効果が高いそうな。

大根は陽性と陰性のちょうど中間だが、干すことでで陽性に傾く。牛乳の4倍ものカルシウムが含まれカリウム、マグネシウム、リン、鉄、銅や亜鉛などのミネラルのほか、ビタミンB1、B2、葉酸、パントテン酸などのビタミンも含まれており、それらはすべて生の大根の2~10倍ほどの量になり、食物繊維も多く、切り干し大根には生の大根の3倍ほど・・・

こんなすごい食品がなぜ流行らないんなろうね? ちなみに添加物が入る余地はまったくないので市販品も安心だと思う。


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