空気環境と排毒


切り干し大根ができた。1週間ほど前、余った大根の切れ端でためにし作ってみたのだがけっこう早く乾いたので、今回はきちんと作ってみたのだ。大根って干すと驚くほど小さくしぼんでしまうんだよね。これの煮物が(そして戻し汁も)栄養価高いワケが解る。

しかし階段の吹き抜け空間は日照ないのにすごくよく乾く。エアコンと囲炉裏暖炉を交互に使っているのもあるんだろうが、べつに乾燥で喉が痛くなりとかぜんぜんないので、加湿器の必要は感じない。

やはり漆喰壁と無垢の木の調湿効果はすごい。というか、ビニールクロスの壁が酷すぎるわけなのだが・・・。前にも書いたけど、僕は咳がよく出ていてyuiさんのご実家(高松の中心街にあるビルの一室)に居候していたときも心配されていたほどなのだが、このアトリエに来たら咳がピタリと治ってしまった。今もまったく咳き込まない。

やはり空気環境は恐ろしい。有害化学物質が人体へ侵入するルートは口から入る「経口吸収」(つまり食べ物)が8%、皮膚から「経皮吸収」が7%、そして
空気と一緒に吸入する「経気道吸収」が84%とダントツに高い。

だというのに、住環境の有害化学物質を気にする人はあまりに少ない。漆喰壁と無垢の木・・・これが一般住宅ではビニールクロスと合板になっているのだ。合板は見えないところにも大量に使われてる。

あとは家具もある。僕のアトリエは家具類はスギ・ヒノキの住宅建設残材で作ったのでこちらも無垢の木で調湿効果を持っている。多くの家では擬似木の家具で、それはホルムアルデヒドなどを常に揮発させている。

臭いは慣れてしまうので皆わからなくなっているだけなのだ。僕などは一般の家具売り場は臭くて入ることができない。臭いといえば最近の柔軟剤などの香害は本当に酷い。マイクロカプセルのものは空気感染のように臭いを移してしまう。最近は古本を買うのをためらっている。紙は臭いを吸収しやすく、アマゾンの古本と図書館の本で何度かやられているからだ。

人体からも臭いを発していて、それは着る服と食事からの影響をモロに受ける。いちばん良いのはやはり菜食なんだそうで、やがてオナラも臭わなくなり、長い人はアロマのような香気を発するとか・・。

菜花とカボチャの炒め。昆布の佃煮、大根のぬか漬け。玄米と味噌汁、飽きない・・・。だいぶ肉っ気が抜けてきたか。玄米の入念な準備と炊き方にもよっているのかな。

空気環境はますます悪くなっている。玄米菜食は排毒に最上の自衛策にもなるのだった。


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