きんかんの塩煮、囲炉裏暖炉の炭焼き


このブログでも紹介した『若杉友子の毒消し料理』という本がある。現代人は動物質の高タンパク・高脂肪・高カロリー食の摂りすぎで肝臓・腎臓が悲鳴を上げているのでそれを解消するレシピが「肉・卵」「魚介」「砂糖」「油」それぞれに対する処方的レシピが展開されている興味深い本である。

その「魚の毒消し料理」の項にあった「きんかんの塩煮」をやってみた。これをやってみたくて、直売所で金柑をみつけて即買い❣️ こういう酸のある料理は絶対土鍋!!!

料理は実に簡単で、塩だけなのに甘みが引き出されて実に美味しい・・・。こういうのって皆たいがい砂糖で煮ちゃうんだよね。この塩だけで味を引き出すというのが、若杉ばあちゃんの凄いとこのひとつ。

朝から囲炉裏暖炉を焚く。熾炭がなくなってきたからだ。チェンソーでも割りにくいような枝の入り組んだ丸太薪をこういうときに燃やす。とはいこの塊を燃やすのはテクニックがいる。ただ置いておくだけでは火が落ちていくのだ。

囲炉裏暖炉のエネルギーを受けているからかアボカドの成長が早いような気が・・・(笑)。

ちなみに経過はこんな感じ。水耕栽培から鉢植え(土)に移し変えたのはちょうど3ヶ月前だった。う=ん。夏頃にはどうなってしまうのか? 出張中の水やりはどうしよう?

さて、「絶対に割れない枝の入り組んだ丸太薪」の燃やし始めは、ロストルの上に2本横たえて燃やしている大きな薪の上にドカンと載せてしまうのである。

しかし、こんな丸太がすぐにメラメラ燃えるわけがない。周囲から小薪を差し込むように入れて、炎を維持しながら小さく燃やしていく。1時間経過の画像。

3時間後、少し丸太が縮んできて、火箸で叩くと炭がほろりと崩れ落ちるようになる。硬くて大きな塊なので、全体が燃え尽きる前に内部で炭化が始まるのである。だから、けっこう大きな炭ができる。熾炭ではなく「炭」である。

歩留まりは最初の全体のボリュームの1/3くらい採れるかな? 火消し壺があっというまに満杯になってしまう量だ。炭が冷めたらビニール袋に移し変えて保管しておき、火鉢に使う。五名で買ったプロが焼いた黒炭と、この自家製炭とを交互に使うと便利♬

朝食兼昼食はひよこ豆の煮たの(味付けナシ)を玄米にのせた。けっこう合いますな。春菊の胡麻和えと、キクイモのぬか漬け、具沢山のけんちん汁。ちょっとオカズが多すぎますね。

おやつにおかきと里芋の皮の素揚げ。

夜はけんちん汁の残りと自家製キムチ。唐辛子は陰性なのであまり良くないのだがメチャ旨い。動物質なくてもこんなに美味しくできるのか・・・とびっくりしている。

しかし今日は、やっぱり揚げ物はヤバイということがよく解った。おかきの後の油の減り方が尋常じゃないww。ちなにみ『若杉友子の毒消し料理』によれば油の毒消しは「大根おろし、柑橘類、野草」だそうである。


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