YouTubeを巡って、邂逅『未来食』@大谷ゆみこ


畑に出る。いつもなら昼間から酔っ払っているはずの正月だが、三ヶ日を酒なしで過ごしつつ、畑に出て昨日の初収穫。かつお菜と大根。

かつお菜はおひたしにして焼き海苔と和える「磯辺あえ」にする。海苔を炭火で炙って・・・

もんで細かくして、さっと茹でて刻んだかつお菜を入れる。

醤油とオイルを入れ、手でもんでなじませる。

この磯辺あえに最近ハマってしまった。めっちゃくちゃウマイ❣️

ヴィーガンの食生活ではタンパク質とビタミンB12が足りなくなる・・・ということを調べているうちに大谷ゆみこyoutubeに遭遇し、思わず引き込まれてしまった。Youtube Premiumに入ったので中田敦彦の面白そうな動画を片っ端から聴いていたところ、中田敦彦+ヴィーガン=大谷ゆみこという再発見に至ったのである。

大谷ゆみこといえばむかし雑穀食を推進した著作を読んでおり、桜沢如一や森下敬一などの著作と共にその本『未来食』は、群馬の山暮らし時代からの引越しの振るいを経ていまも僕の本棚にある。

遭遇した番組は、インフルエンサーの中田敦彦がゆみこ氏のヴィーガン本を賛辞していたのに結局3ヶ月後にヴィーガンをやめてしまった件について急ぎ収録アップしたものらしい。

中田敦彦は登録者数423万人という日本有数のインフルエンサーで、彼が語った「【ヴィーガン①】世界中のセレブやスポーツ選手が注目している完全菜食主義(Vegan)」はすでに10万回以上視聴されている。

一方、大谷ゆみこの登録者数は少ないが、彼女の信念と行動はゆるぎなく、番組中に話している通り「39年間ヴィーガン食を続けて」おり「日本型ヴィーガン食(未来食)を世界広げる」活動を続けている。

僕が『未来食』の初版本を買ったのは1996年、ちょうどその頃マクロビにはまって玄米菜食や断酒をしてた時期だ。しかしマクロビは3年ほどでをやめ、料理に関しては丸元淑生に師事するようになった。

もういちど本棚から『未来食』を取り出して読んでみる。ぜんぜん古くなくてまっとうでむしろ新しい。たとえば乳製品について、

「一生の間、来る日も来る日も自分の子供を育てるためにではなく乳を出し続けるという状態がどんなに不自然なことなか(中略)乳量の豊富な牛から少し分けてもらっていた地域の特殊な習慣を世界中の人間が無理に真似するのはおかしなことです」(『未来食』第1章 食と命のバランスシート)

とあり、動物愛護思想から来るヴィーガンにはついていけない感はあったけど、こう語られると極めて真っ当で、牛たちに懺悔の落涙をしながらバターもチーズもばっさり止めることができそうである(もうどちらも半年ほど口にしていないけど)。

いっぽう彼女はグルメを我慢するというのではなく(自身も昔は相当のグルメだったと告白している)、雑穀による代案と「7つのキーフード」として

・雑穀
・海の塩
・麦味噌と雑穀甘酒
・海藻
・ナタネ油
・赤梅酢
・エゴマ

を挙げている。なんだかメチャ面白そうであり、核心を突いている感があり・・・というわけで近著をさっそく読んでみることにした。


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