ヒノキ林とカバタ、ホームセンターの自在カギ、地酒と鮒寿司


今日は朝からやっちゃんのお客さんの見立てに同行。行ってみたら、お相手は以前に古民家関連でお会いしたことがあるMさんだった。購入された民家と敷地を「大地の再生」的な視点から見てほしいとの要望。家も敷地もなかなか広く、とくに山林はヒノキの間伐の行き届いたいい山でびっくり。

いまどきこれほど優良な人工林も珍しい。下層植生もよく発達し、斜面は北向きで強度間伐されていながら生育も程よく、緻密な年輪になっていると思う。囲炉裏や囲炉裏暖炉の設置も視野に入れているというので建物もじっくり見せていただいた。

昼は湖北へ。竹生島が見える。彦根城の近くで蕎麦を食べ、カフェで先日の松本パコダ庭園の敷地図を描き進めようと思っていたら、当のSさんにばったり会うというミラクルが起きる。

今日は彦根にあるSさん宅でその図面を見てもらい、ついでに指圧をやってもらうという約束だった。先に明日のワークショップで使う竹を切りにいった。琵琶湖の周りはちょっと不思議なところで、田舎と半都会がまばらに点在している。ちょっと動けばどこにも山林や竹林が存在し、かといって買い物や飲食には事欠かない。

さらに驚いたのは彦根のSさん宅にもカバタがあることだった。このコンクリート水路には飲めるほどの透明な水が流れており、そこに湧き水が常時注がれている。ここで洗いものなどができるのである。

琵琶湖まわりの人々にとっては、これは当たり前の光景であり日常であるらしい。これだけ水郷的環境でありながら、ここは洪水災害とはほぼ無縁の場所である。

指圧は和室に横になって1時間ほど続き、かなり効いた。僕はいままでこのようなボディケアみたいなことは一度もやったことがない(夏にヤケドしたときカオリちゃんにちょっとやってもらったけど)。またいつでもしていただけるというので楽しみが増えた。

帰りにホームセンターに寄って明日の自在カギの材料を物色。今回のM邸は都会の中の炭使いの囲炉裏なので、自在カギは優しい都会風のものにしたい。いずれは本格的なものを・・・とお約束してきたのだが、皆の勉強のためにもとりあえずの自在カギを下ろしたいのである。

そこで見つけたのが丸棒とねじ込みのフックである。

丸棒にドリルで穴をあけてボルトをねじ込み、接着剤で固定。

横木はヒノキの板を魚型に彫る。これを竹筒に挿せば可愛らしい自在カギの完成♬

スーパーで美味しそうな鮒寿司が安売りしていた! 琵琶湖に来てこれを食べない手はない。そして、これを酒なしでやるのは野暮というものだ。合わせるのは近江米と鈴鹿の伏流水で醸された「御代栄」。

「しぼったそのままを生で低温貯蔵。美味しく熟成させてから火入れをして瓶詰めした自慢のお酒です」光遮断の紙密封パッケージなので、スーパー買いでも劣化なし。ぐゎぁ・・うまい・・・。普段のお酒はやめているんだけど、こんな特別のときは飲むことにしています♬


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください