ビーツのスムージー、青いGigpacker


昨夜のパンケーキがうまかったので、今日はさらにアーモンドの粉を混ぜ込んで焼いてみたのだが、

ちょっと水が多すぎたのとフライパンの熱しが足りなかったのかくっついてボロボロになってしまった。

今日のスムージーは「りんご、冷凍イチジク、ニンジン」そして「ビーツ」だ。ビーツはビタ鍋で丸のままオーブン焼きのようにして火を通してから皮をむき、いくつかに切って冷凍しておくと、スムージーにさっと使えて便利だ。なによりこの鮮烈な「赤」はビーツならではのもの。

ギグパッカーの板のブレイジングが剥がれてしまった。自分で接着できるかな? と弦を外してみたのだが、無理っぽい。

あとで修理に出すことにしよう。しかし、よく使ったなぁ〜このギター。忘れもしない僕が38歳の誕生記念という名目で買ったものだ(実際に納入したのは前年だっった)。なぜ38歳かというと僕の誕生日が3月8日でゾロ目の年だからだ。

僕はイラストレーターの修行時代は貧乏でギターを買うどころではなかった。最初は安いフォークギターを使っていてそのフレットが擦り切れてビビり始めた後は元妻が持っていたギターを借りて練習していてそれもフレットが擦り切れてきた。まだ稼ぎは悪いとはいえ、なんとかイラストのプロとしての仕事はでき始めている。38の38でいい区切りだし、そろそろ自分のギターを買っても良い頃だろうと思ったのだ。

そしてちょうど巡り合ったのがこのギグパッカーというトラベルギターだったのである。しかもレア物の「サンバースト・カラー」である。いまでもはっきり思い出すのだが、「この色はお値打ちですよ」と神田のクロサワ楽器店の店員に言われたのを覚えている。

最初からトラベルギターと決めていたわけではないが、楽器店で見て弾いて、一目惚れの即買いだった。結果的には『Outdoor』誌の単発企画が取れたので良かったのである。この企画の売り込みに僕は編集部にギター持ち込んで弾いてみせたりもしたんだよ!

このギター、本家マーチンのトラベルギター「バックパッカー」より使いやすく音もすばらしく良い(しかも音量が驚くほど大きい)。なぜならオール単板で作られているのだ。この幅なら単板を木取りしやすいこともあったろう。それでも材料切れをおこしたのか製造は1993〜1994年の2年間だけだった。

フレットのピッチもミニギターとちがってレギュラースケールにほぼ同じなので普通のギターとして練習や演奏ができ、そのボディ形状からカッタウェイと同じように高音域を弾くことができる。だから、ジャズのアドリブコピーなども実にやりやすい。

今では「伝説のトラベルギター」とまで言われ、発売時の定価は39,800円だが、中古でも値崩れせずヤフオクに出ると即買いされる人気ギターである。実は今回の旅の終わり頃、やっちゃんが息子にこのギターと同じのあったら買ってあげたい・・・というので、ヤフオクを調べたらちょうどフォークタイプが2本出ていた。

1本はナチュラルカラー、もう1本はブルーカラーという珍しいタイプ。現地でまんじ君に画像を見せたら「こっち!」とブルーを迷わず選んだので、提示価格で即落とししたのだった(32,000円だった)。これまた、かなりお値打ちの1本と見た。

「飽きたからもうい〜らない・・・」なんて言ったらまんじ君、僕がもらっちゃうからね(ヒヒヒ・・・)。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください