午後はお遍路の続き。近所の80番「国分寺」が欠番だったので打ちに行く。手前にマツがどどんと横たわる重厚な山門。
雄渾な仁王様、裏には大草鞋。
国分寺は天平年間に聖武天皇が発した詔により日本各地に建立されたもの。境内に点々と置かれた石はその創建当時の本堂の礎石だそうだ。また、京都・東寺の五重塔よりも大きな七重の塔もあったという。
弁天様の池がある。
本堂。中の千手観音は行基が彫ったとされるケヤキ一木づくりの巨仏で高さ5.7mという。残念ながら秘仏で見られない。寺では新たに大日如来を造るとかで寄付を募っていた。
大師堂は納経所と兼用の建物になっている。写真撮影は禁止だった。
鐘は創建当寺に鋳造された四国最古級のものとのこと(重要文化財に指定されている)。1200年スタンプはこの鐘がデザインされている。
千体地蔵堂、他にも閻魔堂やたくさんの石像があり、格式とユルさが共存するちょっと不思議な雰囲気。
近くの蓮光寺山の夕映え。