断酒・ヴィーガン食と自然療法、アート雑談


キャンプのやけどをきっかけに禁酒・ヴィーガン食・甘味厳禁を続けて3週間が過ぎた。昨日、小豆島放牧豚をちょっと食べたので、連続ヴィーガン食は止まったけど禁酒は続けている。小麦のグルテンフリーも続行中である(8/9にパスタを食べたので今月末が3週間完遂ということになる)。

キッチンには冷蔵庫にも床の上にも未開封の酒がある。飲みたくないのか? 我慢できるのか? と問われれば、夕刻ふと魔がさしたときに飲みたくなる瞬間があるが、それは意思でコントロールできるほどのものだ。それほど断酒のメリットが大きいと感じている。

たとえば、もしこれからも同じペースで飲酒を続けるなら、僕はきっとどこかで破綻して病没するのではないか。父(60歳で脳溢血〜68歳没/肝臓ガン)やyuiさん(56歳没/大腸ガン)の死を看取って現代医療の悲惨さと死にまつわる産業のおぞましさが骨身に沁みた。自分は絶対にあのようなかたちで生の幕を引きたくないと強く思うのである。

そう思うとなおさら酒の日々に戻りたくない。それだけでなく現実生活の中で酒をやめるメリットはかなりある。

僕の場合は「外食に行かなくなる」「買い物が減る」ことで「金銭的・時間的消費が激減」。それにともない「ゴミが減る」(プラスチックゴミが激減)。早寝早起きの習慣が自然に身につき、「仕事時間自由時間が大幅に増える」「体重減少と健康回復の実感」「思考がクリアになる」と数え上げればきりがない。

若い頃、マクロビにはまっていた頃に3年間断酒をしたことがあり、昨年は3ヶ月の断酒をした。いずれも仕事を突き詰めるためのものものでもあった(前回の3ヶ月で「大地の再生マニュアル」のほとんどのイラストを仕上げた)。

もともと僕は仕事が詰まってくると酒の量を極端に減らし、朝方人間になり、集中力を高めて仕事に向かということをよくやってきた。執筆や図版作りや本の制作は、それぐらい自分を追い詰めないと成し遂げられないのだ。

さらに時期的なタイミングもある。いま自分にとって第4波の波が来ていると感じている。僕の人生を通覧すれば、第1回目の波はイラスト修行時代から手描きの山岳紀行を書き上げるまで。第2回目は離婚して山暮らし〜そのノウハウ本を書くまで。第3回目は高松への引っ越しから「囲炉裏暖炉の家」を建てるまで。そして今回、「大地の再生」本の創作と敷地の再創造である。

その荒波に乗るためにきっかけが必要だったのだろう。焚き火のやけどについて「清水の舞台から飛び降りたね・・・」とMさんは言ったが、あれは僕のハイヤーセルフが引き起こした必然のもの・・・次のステージに行くために・・・。

ともあれ禁酒・ヴィーガン食・甘味厳禁の自然療法(物理的な対処としてはオリーブ油を塗って患部を乾かさないことだけ)は驚くべきもので【下写真・閲覧注意】、「このやり方だと傷の跡はまったく残らないよ」とMさんが言った通り、人間の自然治癒力の確かさを自ら実感することとなった。

最後のかさぶたの部分は傷が深く、さすがになかなか塞がらないがもう安心である(途中でちょっと疑心暗鬼になるw)。

さて、YouTubeで本の要約を見ることができる話題の禁酒本がある。共通して言えるのは、酒は薬物であり、医学的には酒による健康メリットはまったくないと書かれている。いま禁酒の絶好のチャンスが来ており、世界的にも酒に関する意識が急速に変わり始めている、とも。

断酒の実体験のYouTubeもたくさんアップされていて興味深い(「断酒」で検索するとよい)。それを見ると代用として酒の代わりに炭酸水を飲むという人が多いようだ。僕はミント水を利用している。畑に行けばミントはいくらでもある。摘みたてを水を入れただけでも数時間でミントの香りがついた水になる。お湯をさしてハーブティにしてもいい(ミントなどのハーブはノン・カフェイン)。そのときも胃腸のために氷は使わず常温で飲む。

昨日、鍬の柄を折ってしまったのでサトコ氏が来るまでに直す。

4枚目の開墾が進む。ただしこの辺り、イグサがはびこっているので手強い。ビオトープを作ってから土地が乾き始めたのでなおさら根が強固になっている。サトコ氏にはツルハシを使ってもらうことにした。

次回の開墾場から赤ジソを移植。

暗くなりかけた頃に上がって、洗い物をして2階でスムージーを作りながら雑談。この雑談が、彼女は木工家でアーティストであるからゆえ、とめどもなく話題の連鎖が起きる。僕はアート系の人たちとはほとんど交流したことがないので、これが刺激的で面白いのだった。

漆芸研究所の仕事のほうもけっこう大変らしいので、週の半分くらいのペースで畑通いしたらどうか・・ということで、秋の作付けが楽しみ〜♬。


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