37番、岩本寺


岩本寺のある旧窪川町は幡多郡大正町・十和村と合併し四万十町と名前を変え観光で売り出している。四万十川の河口では旧中村町が四万十市と名前を変えているので、ややこしい。四万十川がブランドになっているのである。

私も四万十式作業道の本を書いたりしているので人のことは言えないが。その取材でお世話になった役場は新しく生まれ変わっていて驚いた。木造3階建てのようである。

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調べてみるとこんな新聞記事が・・・

【高知県四万十町森組が昨年度、黒字10倍超 役場新築で受注増】

発足3年目の高知県高岡郡四万十町森林組合は9日までに、2013年度決算をまとめた。四万十町役場の新庁舎建設に伴い集成材工場(四万十町瀬里)の受注が増え、総事業収益は約13億8400万円と前年度比34%増を記録。販売、加工、森林整備の全分野で増収となり、純利益約6743万円と、黒字額を前年度の10倍以上に伸ばした(高知新聞2014.8.10)

ほう、そんなことになってたんだ。

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岩本寺は町中にある。

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ちょっと小柄でコミカルな仁王様。

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町中なので鐘は撞けないようだ。

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本堂。般若心経も実に滑らかに唱えられるようになってきた。

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岩本寺というと必ず紹介される天井画。新築の際に全国から公募したという絵が格子天井に1枚1枚納められている。中には仏教に全然関係ない絵もある。

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左から、大師堂、聖天堂、清流殿。聖天堂は木造の円筒建築で珍しい。

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清流殿には四万十川の沈下橋が描かれた天井画があるが、非公開のようであった。

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記念スタンプは地蔵菩薩に矢が刺さる、という図柄。奥の院の「矢追い地蔵」のいわれから。奥の院は寺務所と宿坊を兼ねる鉄筋コンクリートの建物の中にあり、特別公開されていた。彩色の鮮やかな、まるで生まれたてのようなお姿だった。

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この町には「あぐり窪川」という道の駅があるのだが、すぐ近くに「ゆういんぐ四万十」という同じような物産店ができている。以前はちがう場所にあり、高速道路が四万十町まで延伸したので高速の出口近くに2012.12に移転オープンしたらしい。窪川ポークのカツサンドを見つけたので購入。

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「あぐり窪川」にも立ち寄って、ヒノキのまな板を購入。1000円代で買える。安い。しかし四万十式作業道で貢献した私が「まな板」ってのもなんだが・・・(笑)。

四万十町までの高速道路は現在無料区間となっている。便利になった。距離的に岩本寺を残してしまったのはまずかった?と思ったが、この道路で目的をはたすことができ、今回の2日間で7寺、通算80の札所を打った。

明日は用事があるので高松へ戻らねばならない。寒風山トンネルから愛媛~高松自動車道で帰ることにする。

途中、越知町の「自由軒」へ。

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味噌ラーメンを食べる。ぶあついチャーシューが群馬の「羆(ひぐま)」を思い出させる味だった。スープもすっきりしていて美味い。これがまた安いときているのだ。

*

続いて、いの町吾北地区にある道の駅「633美の里」(むささびのさと)へ立ち寄る。閉店ぎりぎりに間にあった。ここにも安いまな板が売っているのを覚えていたのだ。ちょっと小振りなイチョウのまな板があったのでそれを購入。ついでにムササビのアクセサリーも♬

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翌日は四国山脈の雪で車が立ち往生したニュースが全国に流れたが、われわれは1日早く峠を通過して無事帰還。


▼この日の自由軒

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自由軒本店


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