10:00高松港発のフェリーで男木島へ。かつての「めおん号」ではなく赤白ツートンの新船になっていた。
海上をカモメが追尾する。3階のデッキが狭かった・・・。
船内には木製のレリーフ。欄間をイメージしたのかな?
瀬戸内名物のタコなどが彫られている。作品としてはなかなか精緻なもの。
女木島に近づいたところで・・・わお、あれは噂の瀬戸内高級クルーズ船「ガンツウ」ではないか。建築家・堀部安嗣氏のデザインによる内装は木造の宿泊客船である。
堀部氏は「2020毎日デザイン賞」に選ばれた。この船はその受賞を大きく後押ししたことであろう。
女木島の灯台と桜。この灯台はアトリエのバルコニーま正面に見える。
男木島到着。ジャウメ・プレンサの作品「男木島の魂(2019)」交流館の前で。
島内も満開の桜が出迎えてくれる。
「ドリマの上」で小林さんにご挨拶。いろいろと面白い工事が進んでいた。
上の棟にはまた1つ、隠れ家のような小屋が。そして中庭は畑になっていた。
無理をいって、あるもので「蘇の膳」をつくってもらった。
できるまでの間、灰干しワカメとひじきの干しのお手伝い。
食後は小林さんの案内で島内の石垣や建物などを見学。「大地の再生」に出会ってから全国取材に忙しく、男木島はすっかりご無沙汰していたが、その後の変遷もいろいろとあったようだ。
イベントで積んだ石垣の前で。雨に洗われて玄武岩の黒がよく出ている。
じょうこカフェと畑を案内してもらう。
ポポーのシャーベットとコーヒーをいただく。
イタル・リンダ組は15時の船を予定していたのだが、間に合いそうにない。ということで17時の最終便に変更。ならば男木島灯台まで足を伸ばそう、ということに。
僕の大好きな場所。ほんとうにこの灯台の風景はすばらしい。
小林さんらは「男木島の街並み保存推進協議会みんなの輪」と瀬戸内オリーブ基金を通じて、民家が廃墟化した空き地に果樹を植えるイベントを計画している。牡蠣殻や廃材を活用したお庭アートなども並行するそうだ。
僕は前々から海に関するノウハウ本を描きたいと思っているのだが、「大地の再生」の出版が一段落したら、いよいよその仕事に着手する(すでにいろいろ取材は進んでいる)。まずは男木島の「海藻の四季」を追ってみたい・・・。小林さんとそんな話をしながら高松港に帰る。
イタル・リンダ組は「きむら」で柑橘を大量購入し、苗木を積み込んで帰っていった。