瓦町FLAGにある英語のアフタースクールから依頼され、子供たちとイベントをすることになりました。「本校のスプリングキャンプというイベントでSDGs(※)をテーマに気候変動について学ぶこととなり、環境をテーマにワークショップ、もしくは講演を」という内容でした。
せっかくなら自然の現場に触れさせたいという僕の要望で、講演だけでなくその後はGomyo倶楽部のフィールドで野山や田んぼを見せ、焚き火体験などをやってもらうことにしました。
まずは午前中、五名活性化センターでプロジェクターを使った座学。子供とはいえ僕は内容に関して容赦はしません(笑)。20枚ちょっと作り込んだスライドで、基調のなかに「SDGsと気候変動」が見え隠れするような内容で、Gomyo倶楽部のフィールド、動植物の紹介から、日本という国の環境、森林問題、その解決策にいたるまでお話しました。
※SDGs(エス・ディー・ジーズ):「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標。貧困や飢餓、健康や教育、安全な水、クリーンエネルギーなど17の目標があり、13番目に「気候変動に具体的な対策を」がある。
子供たちは小学校の中頃の女子5名男子2名の計7名が参加、引率の先生は2名、うち一人はカナダ人で、ふたりは事前にGomyo倶楽部を視察済みです。かなり難しい内容も含んでいたのですが、子供たちはしっかりメモをとり、講義のあとは一人一人感想や質問を言ってくれ、さすがだなと思いました。
さて、Gomyo倶楽部へやって来た子供たちには、まず山の中に入って枯れ枝を皆で拾ってもらい、それで焚き火をするというメニューにチャレンジです。天気がよく森の中も気持ちがいい。
子供たちは予想以上に元気に動き回り、女の子たちも急傾斜の中、力を合わせて倒木を運びます。
広場に戻って、焚き火と昼食の準備。
初めてノコギリやナタを使ってみる。そして火起こし。
Gomyo倶楽部のメンバーにピザ窯の火入れと汁物をお願いしておきました。
ビオトープで裸足になり、泥の中を歩いてみる。
男子2名は薪割りにハマる!
堰堤奥の沢を案内。沢の泥や石をのけて水流を取り戻す「大地の再生」体験。
エビネの群落。新芽が立ち上がってきたところ。
蜂箱の観察。
そして再び火をつける。炎が消えて煙が出はじめたので、僕が「この竹で炎をもう一回よみがえらせてみせるよ〜」と火吹き竹で炎を立ち上げると、子供たちからどよめきが起き、火吹き竹の奪い合いとなる(笑)。
予想以上にフィールドに反応した子供たちであった。みな高松市内のシティキッズだというから、こちらもなんだか大きな希望をもらった1日でした。今回、石田高校の生徒たちも参加して子供たちのサポートを手伝ってくれました。参加者のみなさん、スタッフ、お手伝いの皆さんありがとうございました!
さて、実は現地にピザ用チーズを持っていくのを忘れてしまい、急遽先生に買いに出てもらい、なんとか場をつくろったという冷や汗場面があったのでしたww。というわけで残った生地と、冷蔵庫の中にしまい忘れていたそのチーズを消費することに。八朔と蜂蜜のデザートピザで〆。
今回のイベントを見学し手伝いたいと、前夜からイタル君・リンダ嬢が来ていた。イタル君には座学の会場セッティングを手伝ってもらい、リンダさんはそのあいだ単独で苗木の買い出しを。そしてドリーのお世話をお願いしておいた。
というわけで今夜のディナーは、3日前に取ったイノシシ骨のスープ+小豆島放牧豚のチャーシューを使ったラーメンで♬
明日はイタル君が男木島に行きたいというので案内することに。