雨上がりの朝。大地の再生で水脈が入り、炭とチップでグランドカバーされた駐車場に水たまりの気配はまったくない。植えられた木々たちは春の気配をすでに感じながら、徐々に水を吸い上げているのかもしれない。
反対側の湿地はというと・・・。いつもは水たまりのたい部分にまで水面ができていた。雨によってこのように水位が上下していくのだろう。そのぶん、これまで雨のたびに畝溝をぬからせていた水気はこちらに移動していく。毛細血管のように張り巡らされた植物の根がつくる気脈・水脈によって水は落差のある方へ移動していく。
コーナーの三角溜まりもやや水位が上がった感じ。水は澄んだままだ。
しかし、コップにとってにおいをかいでみると、ややドブ臭く、そして鉄の臭いがする。周囲のグライ化した土壌を通ってくるためだろう。しかし、これも植物の根が好気的な土環境にすることによって、やがて消えて無臭の水になっていくはずだ。
ヤギの「巻き枯らし」によって枯れたか・・・と思われたカツラだが、なんとか芽吹いて持ち直してくれたもよう。ガンバレ*\(^o^)/*
ダイコンがよく干されたのでタクアンを漬ける。
ダイコンの重量を計り、塩はその6パーセント。ぬかは15パーセント。これを混ぜ合わせ、ダイコンに重ねていく。そして重石をのせるだけ。基本は単純にして簡単なのである。
畑にウコンがあるのでせっかくだから着色用に使ってみよう。
一株スコップで掘り出してみた。
一株でこれだけある。現代の市販のタクアンが真っ黄色なのは合成着色料のたまものですからね。ウコンなら逆に薬効を高めてくれる。
そもそも本来は「大根の辛味が漬けかることで硫黄成分となり、中のタンニンと結びついて黄色っぽくなる」そうなのだが、品種改良で辛いダイコンが少なくなり、そのままだと土気色のしょぼい色になってしまう(僕はこれでもぜんぜん平気だけどw)。そこで色付けが行われるようになったらしい。
すりおろすとこんな色に。そう、カレーの原料です♬ 唐辛子と柿と柚子皮の干したものも加えます。
干しダイコンをうまく曲げて組み合わせ、ウコンをなすりながら積んでいく。今回は2段半だった。
ぬかで覆って最後に振り塩(分量外)。
重石を二つ(3.5+2.5キロ)。
足りないのでビニールの覆いをした上から自然石をのせておく。これで春先まで待って完成。樽開けの1本目は感動的な旨さですぞ〜(講座に参加したみんな食べにおいで♬)
さて、今年は2瓶のイチジク酢を漬けてみたのだが、2本目は産膜酵母の膜がなぜかできず、表面にカビが生えてきて若干匂いも悪くなったので捨てることにした(とはいえいい肥料になるはず)。そして最初のひと瓶目を味見しようと蓋を回したところ・・・ぶわわ〜と泡が吹き出てきて机の上がびしょ濡れになってしまった。
今年のイチジクはなぜかすごく発酵力が強くて、ジャムにしてもビンの中でまだガスが発生するほどなのだ。
夜は残り物の処理。冷凍してあった自家製ピザ生地と、一昨日の「ベイカのトマト煮」を組み合わせたピザ。Gomyo倶楽部の定例で使ったチーズの残り、ゴルゴンゾーラも混ぜみる。ピザ生地は伸ばして冷凍してあったのだが、クッキングシートにのせて焼き解凍してから具をのせる。チーズをのせてから軽く塩とオリーブオイルをかけてガスレンジの中へ。
具はタマネギとマッシュルームを追加。これがめっぽう旨いのだ! いかんな、これもハマってしまいそうだ。
〆にネギと椎茸と豚肉の蕎麦。椎茸は自家栽培の収穫物。雨が少ないせいかものすごく稠密。豚肉解禁しました。
ちょっと食べ過ぎたかも・・・。