墓の敷石替え、呉の蒸し牡蠣


以前yuiさんと京都巡りをしていたときのこと、たしか上京区のゲストハウスに泊まっていて、ちょっとだけ時間があったので歩いて近くの「千本ゑんま堂」に行った。夕刻になりかけた頃ですでに閉門にさしかかっていた。すると女性の住職に「こんな時間に寺巡りをするものではない」と言われた思い出がある。

逢魔時(おうまがどき)に墓などに行くものではない。とくに心が弱っているとき、荒んでいるときにいくと魔物に遭遇する、あるいは取り憑かれて持ち帰ってしまうことすらある・・・というわけである。

そんなわけなのだが、今日は夕刻に墓に居ることになってしまった。しかしこの高台から見る屋島や瀬戸内はいつもすばらしく、そして高松市内の夜景がまた美しいのにちょっと感動してしまった。

目的は敷石の入れ替えである。4年前に墓を作ったときに白い玉石を敷いてもらったのだが、この年月で苔がついてかなり汚れてきた。

さてどうしたものか? 洗うことできるかな? とも考えたが、やはり大変そうなのでごっそり全部入れ替えようと思っていた。玉石は同じようなものをホームセンターで見つければいいが、問題は石の廃棄処理である。じつは明日、Gomyo倶楽部で炭焼き窯の設置を始めるので、その石積みの裏込めにこれを使えばいいと閃いた。

ホームセンターで運搬道具や石を買った。石は店の人が積み込みを手伝ってくれる。

「石手み」という石運び専用の箕(み)が便利だった。やはり道具は大事である。それにしても煤塵なのか苔の枯れたカスのようなものなのか、コンクリートの細かい粉末のようなものが底にたくさん溜まっていた。

左官用のバケツを2個使って車まで運んだ。これを5往復くらいで片付いた。駐車場から近いお墓にしてよかった!

左官用のフネを2台買った。

四隅に排水穴があるのだが、吸い込み口がラッパ型になっていないために排水はよくなくて、雨の時は敷石の下に水が溜まっているのが感じられたので、ここはグラインダーとタガネで補修したいのだが、それは後日にしよう。

ホウキを持ってこなかったのでノートの表紙をちりとり代わりに雑巾で掃き取った。ついでに水を流して排水の良好さを確認。

石を運ぶ。今回はちょっと角ばった大理石(?たぶん)にした。一袋10キロで400円くらい。それを6袋。石よりも道具の値段のほうがずっと高かった。

敷いてみた。ちょっと足りないかな。

これに小さな丸石を1袋くらい足すといいかも。大地の再生的にいうと角と丸、ちがった形の組み合わせのほうが渦が生じて空気通しがよくなる。

なんとか暗くなる前に終了。月が出てきた。

高松中心部の夜景。女木・男木の島も見える。

帰りに春日水神市場で買い物。ここは近々リニューアルするようでけっこうな人出。無添加やオーガニックに関心が集まり出しているのではないだろうか?

昨日食べようと思って買っておいたツバスと鯛。なんとかまだ刺身でいける鮮度。2日おひつの中に入っていたコメ。さすがこの季節はいたみがない。なので握りにw(わさびが潤沢に余っているもんで)。北海道の新豆をみつけたのでそれでサラダ。パセリが売っていなかったので青みはセロリの軸で。

これも昨日食べようと思って買っておいた牡蠣。12個入り、なかなかいい売り方だと思う。生牡蠣で8個。産地は広島の呉湾とある。呉は大地の再生の取材で訪れたことがある。隈研吾の建築をみてお好み焼きを食べた。そのときの情景が浮かんだ。

残り4個は蒸して食べた。さすがに鮮度落ちで蒸しのほうが美味いと思った。しかし、この牡蠣、フライにしたらさぞかし・・・。

が、ふだんは揚げ物はやらないことに決めたのだ。それに準備や片付けが超面倒。翌日の疲労感(体調)もぜんぜん違うんですよね。


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