五名の炭、「龍の瞳」で銀杏ご飯


昨日はGomyo倶楽部の定例活動日だったのだが、もうひとつ五名地区に目的があった。炭を探してホームセンターで買った話は書いたが、その阿波の炭が煙を出したので返品→その後アイアンマンN氏より五名に炭がある情報ゲット→五名ふるさとの家に電話で在庫・価格と開店時間を確認・・・という流れでGomyo倶楽部のフィールドに入る前に、香川県産12キロの炭袋をゲットしたのだった。

在庫は最後のひと袋だった、危ない危ないw♬ で、値段は12キロでなんと阿波の炭の半額!

バーベキュー用というふれこみで販売しているらしいが、質のいい炭で火鉢に使うにも理想的な大きさ太さである。五名の「炭焼き名人」が焼いているということだった。

いまアトリエではこんな感じで火鉢を使っている。

一本が長いので、まるで焚き火のように炭を放射状において使っているのだが、金のこで半分に切ると使いやすいかもしれない。匂いもよく爆跳はない。囲炉裏暖炉と火鉢を併用すれば12キロ一袋をワンシーズンでちょうど使い切るくらいなか?

2階に入れたエアコンをときに使いながら火鉢を楽しむ・・・というのもアリである。断熱性の高い現代住宅ではわざと2〜3か所の窓を少しだけ開けてすき間をつくっておく。囲炉裏暖炉を使わず火鉢だけのとき、明け方に冷え込む時間帯などにエアコンを補助で使うと便利だ。

昨日はふるさとの家のシェフD氏夫妻にGomyo倶楽部の新米を試食してもらおうと、朝方に「龍の瞳」で銀杏を炊き込んだおにぎりをつくって差し入れしたのだが、自分的にはそれがめちゃ美味しかったので今日も作ってみることにする。

木槌で銀杏の殻を割り、水に浸けながら薄皮をむく。銀杏も早く食べないともう終わりである。熱して透明感のある翡翠(ひすい)色が出るのは10月いっぱいくらいまでで、そろそろ色が黄色くなってしまう。いまぎりぎりといったところだ。

お米は干し椎茸の出し汁を使って炊くのである。

新米は洗い方がとくに大切で、最初の1回目は洗い水を即座に捨てねばならない。ぬか臭の吸い込みが早いのでコメを入れたボールに水を注ぐのではダメで、最初にボールに水を張っておき、そこにザルに入れたコメを浸けてささっと洗ってすぐに引き上げる。2回目は水に浸さず両手で軽くこするようにして数回研ぐ。水を入れて濁り水を流し、もう一回水を入れてさっとかき回し、水をきって米洗いと研ぎは終了。

龍の瞳の新米は米を長く浸水させる必要はなく、10分程度で火を入れ始めて大丈夫だ。水は少なめでひたひたよりちょっと米がかくれるくらい。干し椎茸の戻し汁、米2合に対して酒大さじ2、塩小さじ1を入れ、昆布を1枚入れて炊き始める。

吹いてきたら蓋を取って昆布を引き上げ、銀杏を入れ、蓋を戻して炊き上げる。かまどさんの場合は蓋をして1分ほど強火にかけたらすぐに火を止める。そして20分放置して炊き上がり。

この間に出汁をとった干し椎茸をスライスしてレンコンを細かく切ったものと酒・醤油でさっと炊いておく。

20分放置して炊き上がった状態。

ここに炊いて味付けしておいた干し椎茸とレンコンを入れ、しゃもじでざっくり返していく。

おひつに移す。

まだ昼前だけど、炊きたてを小茶碗に一杯だけいただこう。

もちろんゲキレツにうまかった。が、実は本当に凄みがあるのはおひつの中で1〜2時間経ったあとの、ヌルい温度のお米であった。もう凄い・・・としか言いようのない旨さなのだ。龍の瞳という品種そのものも凄いのかもしれないが、新米を完璧な洗い・研ぎ、でかまどさんで炊くとこうなるのかもしれない。

干し椎茸の戻し汁と昆布、そして日本酒、すべてが新米を渾然と美味しくする要素でもあるのだろう。これぞ日本の秋の味覚の極致・・・という感動で、おひつの前で立ち尽くしてしまった。

夜は、このお米があればもう残り物で十分だが、Gomyoの帰りに春日水神市場で銀杏とともに購入したビーツをまた料理した。前回と同じくヨーグルトソース和え、パセリとタラゴンのトッピングである。これも何度食べても美味しくて飽きない。和食にも洋食(パン)にも合う。

ビーツにはこんなラベルが付いている。春日水神市場に通い始めて毎回置いてあるのでつい買ってしまう。値段も安いと思う。

もう一回分「龍の瞳」があるので、次もなにか炊き込みご飯をやってみようと思う。

Gomyo倶楽部2020.11.1活動報告>


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