【断油】生活2月経過/ふり返り


【断油】生活が無事に丸2ヶ月経過、3ヶ月目に入ったので、ここで油問題をもう一度おさらいしてみる。

現在ぼくはこの3つの油をベースにしている

油はとり過ぎやとり間違いはよくないがタンパク質やビタミン・ミネラルと同じ「必須栄養素」なので、食事で摂取する必要がある。が、現代人はそのとるべきバランスが大きく崩れている。

これまでの考察と始まりはこちら。

和食と油、トランス脂肪酸とオメガ3

「隠れ油」の本、断油生活開始

油は大きく分けるとバターやラードなど主に動物性の「飽和脂肪酸」、植物性の「不飽和脂肪酸」の2種に分かれ、さらに不飽和脂肪酸は

・一価不飽和脂肪酸のオメガ9(オリーブオイルやなたね油)

・多価不飽和脂肪酸のオメガ6(サラダ油類、大豆、ひまわり、コーン、ゴマ油)

・オメメガ3(アマニ油やえごま油、魚油(DHA・EPA))

の3つに分類される。

現代人はオメガ6が過剰、オメガ3が足りていない。また自然界にはない油「トランス脂肪酸」を大量にとっている。

【この油はとるな!の2大原則】

・トランス脂肪酸はとらない

・オメガ6系の油、とくに大豆、ひまわり、コーン、などは避ける(加熱するとさらによくない)。これらがスーパーで盛んに安く売られているのは大量生産が可能だから。原料が遺伝子組み替えの問題もあり。

【油は生で、加熱調理に向く油】

原則「油は生モノ」、開栓したら一月を目安に使い切る。とくにオメガ3の「えごま油」「アマニ油」酸化しやすいので小瓶を買う。光と熱に弱いので冷暗所保存。遮光ビン(色のついたガラス)のものがよい。

加熱調理に使うのはオメガ9のコメ油、オリーブ油、あるいはゴマ油もよい(オメガ6だが抗酸化物質などが多いので比較的加熱に強い)。※なたね油は諸説あり現段階ではグレー。また安価なオリーブ油は混ぜ物があるので注意。

【抽出法にも気をつける】

安い油はほとんどがヘキサン処理という化学溶剤による抽出。できれば古式の圧搾抽出のものを選ぶ(高価だが)。

【動物性脂肪はこれまでの常識が変化】

近年の検証で動物性の「飽和脂肪酸」は適度に摂ってよい。ただし脂肪には脂溶性の化学物質が蓄積しやすいのでオーガニックなものを選ぶ。

さて、以上を守ろうとすると現代日本ではほとんどの「スナック菓子、洋菓子類、パン類」そして「外食」「弁当」などが食べれなくなる。とくに悪いのが「揚げ物」お惣菜の唐揚げ・フライ・てんぷらやドーナツなどの揚げ菓子。

たまに食べるものとしてはいいが、これらを常食すれば油問題をまったく解決できないと考えたほうがよい。サプリメントに手を出す前に油にお金を使おう。

【僕の2ヶ月の油摂取、調理の変化】

断油を始めてから外食はもちろん家でも揚げ物や中華風の炒め物をほとんどしていない。多層構造・無水鍋(ビタクラフト 鍋)によるソテーやブレイズ調理によって油の高温化を避け、少量の油ですむ加熱調理になっている。僕の場合、加熱調理に使うのはほとんどがオリーブ油(当初はオメガ9も止めようと考えたがよさそうなオリーブ油に出会ったので)。

ビタクラフト/フライパン「ヘキサプライ20㎝」「ウルトラ24.5㎝」。ウルトラは把っ手を外せるのでオーブン調理もできる

それでも油や揚げ物などに対する欲求が生まれないのは、

・ナッツ類をこれまでになく多食しているのでそこからかなりとっている。

※ただし市販のナッツは酸化したものが多々あるのでセレクトには要注意。こちら参照。

・魚類からもオメガ3を積極的にとっている

この2つが大きいだろう。魚のオメガ3摂取で注意したいのがやはり酸化である。魚はとりわけ買い物鮮度と家での調理法に気をつけねばならない。その点、丸元淑生のメソッド・・・刺身状態で数日食べる工夫(酢じめやヅケ)、ピチットによる自家製干物、ビタクラフト鍋による適度な加熱調理等はとても参考になる。

フードセーバー(コールマン社製)とピチット

刺身や低温加熱調理にしても酸化を避け水分や臭みをとるのにピチットやフードセーバーは必須の調理アイテム。またビクラフト鍋は自家製干物の加熱にもたいへん有効な調理器具だ。

さて、こうして2ヶ月経過して体調の変化だが、体重は70kg超あったのが今は64~65kg台で安定しており、睡眠時間が短縮して頭はスッキリ。2ヶ月で体臭が変わったのがはっきりと実感できる(しかし腸内細菌はそう簡単に変わるものではないようだ。なにしろここ2年くらいかなり肉と脂、精白穀類を食べてきたので・・)。

これらは【断油】だけでなく断肉や禁酒、そしてベジ食とくに精白穀類をひかえ豆類、野菜料理、とくに生野菜や漬物、果物などを積極的にとるといった連動、さらにファスティングの概念をとりいれた少食生活も影響しているだろう。

2ヶ月の【断油】をやってみて実感したのは、

・肉食をやめるという食べ物の狭まりは、野菜の新しい扉がたくさん用意されていることで満足・充足できる。また、そうすることでとても温かな、清浄な気持ちになれる。

やってみると実感できるが【肉食と多油】な生活は、白米や白パン白麺類の摂取とリンクしていることがわかる(肉と油は白いご飯やパンによく合う)。未精白穀類(僕は玄米ではなく分づき米と雑穀類のミックス)と豆類をベースにするとそこから容易に離れることができ、またそれによく合うのが酸化しない魚の食べ方、各種の野菜料理なのだ。

・ここで注意したいのは未精白穀類の外皮に農薬がたまりやすいのでオーガニックなものを選ぶこと。とくにお米は重要である(無農薬米は高いが、少食にして外食をやめればそれらの食材の買い物にスライドできる)

小型精米機(山本電気)

・調味料と出汁素材も重要である。きちんとした素材を用い添加物や化学調味料・砂糖を使わないものを選ぶ。そうすることで【断油】暮らしもいっそう充実すする。繊細な未精製穀類や豆、魚、野菜料理の味がずっと豊かに感じられるようになる。

この2ヶ月はみりんもほとんど使わず酒(純米酒)と醤油と塩を基本に。金陵の純米酒、マルシマ醤油、どちらも香川県産
もうひとつの愛用メーカー、小豆島のマルヒサ。うすくちも愛用。塩は「海の精」ほか3種。粗塩は「赤穂の天塩」「沖縄の塩シママース」などを使用(漬物やパスタの茹で湯など)
枕崎の本枯れ節、羅臼昆布、瀬戸内伊吹島いりこ

加えてオススメなのは「発酵食品」の手作りである。

・味噌、梅干し、紅ショウガ、ぬか漬けや塩漬け、塩麹づくりや塩麹漬けなどは案外簡単にできる(素材は自然食品店やネットで購入)。

もう一つ加えるなら自家栽培(田畑に関わること)と、一次産業に関わる友人を持つこと。

というわけで【断油】(【禁酒】【断肉】【朝食抜き/1日1.5食のプチ・ファスティング】)は3ヶ月目に入ります。人間の細胞は3ヶ月で入れ替わるといわれているので、楽しみです!

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オリーブ油/KALDYで購入・メーカー「オッギュ」
https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/80672609

ママニ油/メーカーサイト「ニップン」
https://www.nippn.co.jp/products/health_food/amani/detail/1214208_4562.html

フードセーバー/メーカーサイト
https://www.foodsaverjapan.com/products/detail.php?product_id=226&category_id=3

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丸島醤油/メーカーサイト
http://www.marusima.co.jp

ヤマヒサ醤油/メーカーサイト
http://yama-hisa.co.jp


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