手洗鉢のレイアウト


昨日取り付けられた煙突が聳(そび)える外観。かなり締まった印象になった。

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10時過ぎに現場に到着。午前中の光が2階フロアの中央に落ちている。

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これが冬の室温を上げてくれるはず。この敷地は南側にゆるい坂道の車道と山(果樹園)があって、入射角やプライバシーの問題から窓が取りづらく、レイアウトが難しかった。やっぱり仕事場でもあるわけで、道から室内を覗かれっぱなしではツライものがある(笑)。

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今日はトイレの手洗鉢の穴を開けてるので鉢を持参して置き場所をチェック。

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愛媛は砥部焼の1尺ものの手洗鉢である。岡田陶房の窯元へ直接出向いて購入したもの。

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水栓の高さや角度、使いやすさなどを考慮しながら位置決め。穴を開けて3cmほど鉢を沈ませるので、高さの兼ね合いもチェック。

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その後、棟梁と床の間の落としがけの高さや無双釘の位置や納め方の打ち合わせ。

家作りは本づくりにも似ている。いろいろ細かい作業の連続で、その集積で作品の善し悪しが決まる。そしていったんできてしまえば、直すことは難しく、ずーとそれとつきあっていかねばならない。良くも悪くも、最終作品は著者(施主)に評価と責任がかかってくる。

だから位置決めは命なのだ。


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