ビーツと豆乳のスープ


矢野さんIさんと打ち合わせ・共同作業2日目。朝は果物(バナナ、りんご、イチジク)。パンにサラダ(レタスとトマト・バジルのバルサミコソース)。昨日の昼はアトリエに向かう途中でうどんを3人で食べたのだが、今日は外に出る時間も惜しい。昨日二人が食べそびれた駅弁とお惣菜(冷蔵庫に保管しておいた)をアレンジして簡単定食。

矢野さんはバルコニーからの海の景色がすっかり気に入ったようで、窓際に陣取って書類を広げている。打ち合わせもなんとか煮詰まって方向性が見え、明日は滋賀の現場へ。二人は今日の夜9時前のマリンライナーでまた橋を渡る。

ならばささっと夕飯を作ってしまおう。栗ご飯。そして春日水神市場で購入しておいたビーツがあったのでスープを作ることにした。

ビーツは丸ごと加熱してから調理するのがセオリー。でもビタの深鍋がないので大きくざく切りして茹でてから皮をむいたが、見事な色の煮汁が残った。スプーンで味見してみるとえぐみもなくコクがあり、甘い。

このスープに刻んだビーツ、それに豆乳を入れてミキサーにかける。

鍋にとり加熱して塩胡椒で味をととのえる。

畑からミントを摘んでトッピング。栗ご飯は「大空のうえん」の朝日米を2分づきで、他の混ぜ物はなしで栗と米の香りだけを味わってもらった。

メインはイカとツバス。イカは生姜醤油で、ツバスは塩とオリーブ油でカルパッチョ風に食べても美味しかった。

ビーツのスープは驚きの色でぎょっとされたが、味のほうは好評であった。食事しながら二人に小型精米機やピチットを見せ、新しい家電や調理アイテムが家庭料理に革命を起こしており、それが自然再生・一次産業再生・自然農のベクトルと並走している話をした。

僕にとって断捨離とファスティング、フィッシュベジタリアンの流れは、山暮らしの前の東京時代から始まっており、紆余曲折を経ながらもここまで来たことはごく自然体なのである。そこに「大地の再生」があるということを、矢野さんの直感は瞬時に理解したようだった。

「よし、今年中に大内邸の庭の大地の再生をやろう」

と矢野さんが乗り気になってしまったので、僕はあわてて植木の計画(樹種の選定)を考えねばならなくなった・・・という、最後は相変わらず忙しい展開(笑)。


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