「くぼさんのとうふ」のショップに行ってきた。これまで「くぼさんの豆腐」と書いてきたけれど、「とうふ」も平仮名書きでした。場所は宇多津のゴールドタワーや「四国健康村」のある海埋め立て地区。
中は綺麗で広々していて、豆腐製品だけでなく自然食品がけっこう売られている。たとえば醤油やお酢や乾物なども。驚いたのは一本釣りの鰹節が売っていたことである。噂には聞いていたがパッケージされた製品は初めてみた。
売り子のお姉さんに聞いたところ、社長の趣味というか主張であるようだった。そういえば「くぼさんのとうふ」のサイトに社長のコラムがあるのだが、化学調味料批判をしっかり書いている。
「化学調味料は塩分の取り過ぎの他にミネラルの微量栄養素の不足とパンチのある画一化された味に慣らされて味覚の麻痺が起こり、日本人独特の繊細な味覚能力は失われ、昆布・いりこ・かつお節等でとった本物の味がわからなくなる」(第16回 ~讃岐うどん今昔~)
というのは大いに同感で、化学調味料の出現で簡単に安く出汁が作れるようになって、うどん屋から昔のようないい香りが漂わなくなった・・・とも書かれている。ミネラル豊富な本物の出汁なら飲み干していいのであり、残すのはむしろもったいないのである。
やわらかもめんとうすあげを買った。値段はご覧の通り。一般のものの2倍以上する。まず豆腐を少し切ってそのまま何もつけずに食べてみた。旨甘い・・・。
油揚げはしっかり厚くて、ぜんぜん「うすあげ」じゃない(笑)。
ワカメを使ってお味噌汁にしてみよう。
くぼさんのとうふは1945(昭和20)年丸亀市にて創業。現在は2代目、宇多津町へ工場と店舗を移転したのは1995年だから、もうあの店舗は25年経っているわけだ。
しかし、群馬から香川に来てちょうど10年目になるわけだが、なぜ「くぼさんのとうふ」にたどり着かなかったのだろう? 油揚げが美味しくて「うかわ」には行ったけれども豆腐はイマイチで続かなかったな。
ワカメの味噌汁はなかなか難しいものである。よほど出汁をしっかりとらないと水っぽく薄くなりがち、だからついつい味噌を多く入れてしまい塩っぱくしてしまう。が、いい豆腐と油揚げが入るとバランスがとれる。
日本の大豆自給率は現在なんと7%で、輸入大豆は「遺伝子組み換え」が多いわけである。で、この遺伝子組み換えは表示義務が極めて曖昧な設定になっている(EUではすべての原材料に表示義務がある)。というわけで、実は日本は世界でもトップクラスの遺伝子組換え消費国なのだ。
豆腐、高いといっても100円ちょっとと思えばねぇ、どってことないよねw。なにしろくぼさんの製品メチャ旨ですから!