床の間の掛け軸と花を変えた。
過去の個展で和紙に描いた魚シリーズ。先日、Gomyo倶楽部で食べたスズキにちなんで初夏の一枚。
ハゼもよいな〜。昔に比べて激減した魚ほひとつですな。昔、少年の釣りといえばハゼだった。ミミズでもご飯粒でもよく釣れた。そして、家に持ち帰るとけっこう喜ばれた。白身で美味しい魚なのである。
花は、庭に突然出現した紫蘭を。
ギシギシなどの雑草をあしらって。
こうして花は2回楽しめる。いや、ドライフラワーにできるのもあるので3回。
日本は素材それだけで美しい様々な木のバリエーションがあり、塗り壁(左官)の技術があり、布地、陶器のバリエーションが豊かである。そして四季の花がこれほど多彩な国は他にはない。
床の間が作られなくなって久しいが。それは高度成長期の頃から、床の間の本質から離れた飾り方になってしまったこともあるだろう。「茶の湯」に戻ればよい。お金はかからない。むしろお金をかけずにどれだけ見せれるか、が面白いのだ。