分蜂間近、フクロウの声


今日は定例活動日ではないのだが有志でGomyoで作業するというので僕も行ってきた。ニホンミツバチの分蜂が気になるのと、沢を塞いでいる枯れ竹がどうしても気になっていた。ハチはまだ分蜂していなかった。

これまでハチ箱は通算で5〜6回入れることに成功しているのだが、翌春まで越冬させたのは今回の箱が初めてなのだ。そこで疑問なのだが、分蜂すると古い女王蜂の群れが出て行き、新しい巣を探しにいくのだそうだ。

では残った新女王蜂の群れ古い巣房は、古い巣房をどうするのであろうか? 働き蜂が古い巣房を噛み砕いて処理し、新たな巣を作り始めるのだろうか? もしそうならかなり大量の巣屑が箱の底に落ちるはずで、それは速やかに掃除しておかないとまたスムシを呼んでしまうことになる。

何冊か書籍を取り寄せて速読してみたのだがイマイチよく解らない。「ミツバチQ&A」というサイトがあるのだが、そこの情報では「古い巣房は掃除して再利用する」らしいが、「好んで新しい巣房へ産卵する」ともあるから、新たに巣房を構築もし、旧と合体しながら使っていく・・・ということらしい。

活動中に分蜂が始まったときのために、今日は捕虫網や防虫ネットも準備しておいた。空の待ち箱も近くに置いてある。分蜂群をネットインしたらひとまずこの箱に入れて、落ち着いたところで離れた場所にセットしてあるハチ箱に移動させるという段取りだ。

それから調べているうちにこんな情報も。一回でもスムシが入った箱は冷凍かバーナーで焼く、蒸気を当てるなどして幼虫や卵を殺す処理しておいたほうがいいそうだ。これは次回まだ間に合うならやっておこう(サワラの炙り用に買ったバーナーが早速こんなことで役に立つとは!)

N先生がキンリョウヘンを持ってきたので僕のもう一つの空箱にもセットしてくれた。キンリョウヘンはランの仲間でこの花の開花はニホンミツバチを誘引する。だから愛好家の中にはこの植物を鉢植えで栽培している人が多い。

その後、N先生に協力してもらいながら枯れ竹でせき止められた沢に手を入れた。細いのでいいから一カ所でも水脈を開けてつないでおきたい。

上写真がビフォー。下が作業後のアフター。上流側から見た沢の流れである。

下流側から見た開通した流れ。上部はヤブを払って空気の流れを確保。とりあえずはこの細流を取り戻した程度でよい。これでも有機ガスを抜く絶大な効果があるはずだ。そして下流に流れる水量が増える。さらに飛翔昆虫たちにも良い影響を与える。もちろんニホンミツバチにも、だ。

一昨年から「大地の再生」のコンセプトをGomyo倶楽部の敷地にも取り入れ始めているのだが、前年にはゼロだったハチの入居が、昨年は一挙に3箱に入ったのだ(うち2箱はその後逃げられたが・・・)。これはキンリョウヘンのおかげもあろうが「風の草刈り」「空気視点」を取り入れたことがハチを活性化させていることもあると思う。この管理によって飛ぶ空間もだが、蜜源(野花)も確実に増えるのだ。

自分でアトリエの敷地を管理していて、「大地の再生」を取り入れてからというもの、飛翔昆虫たちの生き生きと飛ぶ様がよく解るのである。虫だけでなく鳥たちもそうであると思う。実はいま、アトリエの畑にフクロウが来ている。夜に鳴き声がしたのでネットで確認した。まちがいなくフクロウだった。

日本の鳥百科(フクロウ)

気持ちの良い草原が激減して、里山はヤブだらけになり、農地は農薬で小動物が激減。フクロウだって飛びやすい餌場を探しているのである。フクロウは漢字で木の上に止まる鳥→「梟」と書く。いまウチの畑のイチジクの木が良い止まり木になっており、刈り草堆肥の中に捨てている生ゴミをねらう小動物が格好の餌なのかもしれない。

Gomyo倶楽部から戻ってスーパーに鶏ガラを買いにいって、風呂上がりのビールを飲みながらスープをとった。

今日もタケノコご飯を炊く。3合炊きの「かまどさん」で1.5合を炊くのが僕のやりかた。これが2食分になる。冷蔵庫の雑節の出汁にとったばかりの鶏ガラを足して炊いた。

鶏ガラ2羽分(1羽分50円ちょっとと激安)で、出し殻から肉を外すとこれだけ取れる。これはネコのエサになる。とくにバロンはこれをよく食べる(ドリーは魚派)。

まだタケノコがあるのでおかずは八宝菜。うずら玉の出番ですな♬  イカはピチットに入れて冷凍してあるやつを出した。エビも買っておいた。しかし、せっかく鶏ガラスープを使ったというのに出来はちょっとイマイチだった。

風呂上がりビールで酔って集中力を欠いたな。でもタケノコご飯は激ウマだった。明日は仕切り直すぞ「八宝菜」・・・。


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