愛工房取材、出版打ち合わせの翌日は、鎌倉へ行ってきた。好きなんですよ、鎌倉。でも、すごい人だった。ちょうど桜の開花時期で。
3/10に境内のイチョウが倒れた話題は、テレビを持たない私もさすがに知ってはいた。その名所には多くの人が群がっていて、警備員が出ているほどだった。
大イチョウは1219年、鎌倉幕府の3代目将軍源実朝が八幡宮の参拝を終えたところ、この木に隠れていた公暁(くぎょう)が暗殺したとされる伝説から「隠れ銀杏(いちょう)」とも呼ばれる。800~1千年余りの樹齢とみられ、鎌倉時代に体を隠せる大樹なら現在の木は2代目という説もある。(新聞記事より)
静御前は1186年3月に母の磯禅師とともに鎌倉に送られる。同年4月8日、静は頼朝に鶴岡八幡宮社前で白拍子の舞を命じられた。静は、「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」と義経を慕う歌を唄い、頼朝を激怒させるが、妻の北条政子が「私が御前の立場であっても、あの様に謡うでしょう」と取り成して命を助けた。(wikiより)
その舞を見ていたであろうイチョウ。神楽殿から本殿への参道階段をみる。
鎌倉を訪れたのはもうひとつ訳がある。鶴岡八幡宮の鳥居の脇にある鎌倉彫の老舗「博古堂」で以前購入した鏡を割ってしまったので、修理をお願いしようと思ったのだ。
博古堂の鎌倉彫の材は、すべて北海道産のカツラであるという。
春、沢沿いで赤く芽吹くカツラの新芽を、椹森(集落支援員の担当場所)の神社(ここには大きなカツラが2本ある)で見たいな・・・。
鎌倉で、そんな想いを私は空に飛ばしている。