屋島のわら家


屋島方面に所用のついで、久しぶりに「わら家」に行ってみた。四国村に隣接する、どちらかといえば観光客相手の、たらいうどんが名物の店である。

middle_1422806578

建物は藁葺き民家を移築したもので、見応えがある。

middle_1422806612

たらいうどんというのはいわゆる「釜揚げ」なのだが、たらい(木桶)に湯を張ったまま出てくる。

middle_1422806614

陶器に木の栓がされて、温められたつゆが入っており、それを自分で注ぐのだ。薬味は生姜と青ネギのみ。胡麻や七味は置いていない。この生姜が釜揚げには非常によく効く。わら家のは擂り下ろしではなく、包丁で細かく叩いているような舌触りだ。だから汁が逃げていないのかよく効く。食べ終わると身体がぽかぽかして汗が出てくる。

middle_1422806615

たらいも年期が入っている。普通の釜揚げをたのむと丼で出されてしまうので、たらいの風情を味わうには「特大うどん」(およそ2人前強、930円)を頼むのがよい。大人数なら約4~5人前2370円というのもある。

middle_1422806616

わら家は何度も訪れているが、今日は新しい発見をした。アプローチに水車小屋があるのだが・・・

middle_1422806617

その流れる先に石臼を護岸にしつらえた水路が続いて、正面に見えるわら家の前に立つしだれたその木は桂(カツラ)だったのだ。

middle_1422806618

広葉樹なのに幹が真っすぐという樹形で、ハート形の葉がかわいい。雌雄異株で雄株の新芽はとくに紅色が濃く春紅葉(はるもみじ)様になり、やがて鮮やかな緑色に変わる。水辺が好きで渓流沿いに見かける木だ。

春の芽吹きのときにまた見にこようっと♫


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください