京都、大徳寺塔頭


東名高速のSAで車中泊して翌朝早い出発。浜松で朝飯を食べて京都まで一直線。とくに目的は決めていなかったけど、大徳寺の中で見ていないものがあるので行ってみる。大徳寺は3回目か・・。ここは北区の紫野にある京都有数の大寺院で、中心伽藍の他に24もの塔頭がある。名庭や茶室も多く見所満載だが普段は非公開の場所が多い。

常時拝観可能な塔頭は龍源院、瑞峯院、大仙院、高桐院の4つで、過去に大仙院、高桐院は見たことがある(修学旅行生がたいがい連れていかれるのは枯山水が有名な大仙院)。専用駐車場が2時間まで500円は良いね。門をくぐると春の特別公開の看板。「黄梅院・興臨院」二つの塔頭が見れるので共通券1,200円を購入。雨上がりの庭が素晴らしく爽やかだった。

利休作の庭があるという黄梅院。織田信長が父織田信秀の菩提を弔うため建立したもの。桜の季節も終わったせいか、外人観光客もそこそこ、ごった返すほどの感じはなく、静かに歩けるのは嬉しい。

利休庭よりもそこまでのアプローチが良かった。石庭(「破頭庭」)も良いな・・・。撮影禁止だったので残念だけど。また、ここには禅宗寺院としては最古の庫裏が現存している。さすがに昭和期に解体修理されているので、竃に煤跡などはまったくない。

その庫裏には天井の煙抜きがなく、側壁の格子(無双窓にはなっていない)から抜くようだった。屋根の傾斜がやや強いため、天井が三角に深いのでそこに煙をこもらせて十分だったのか(そのほうが建物の燻し保全にはなる)・・・。

続いて興臨院。しかし、禅宗寺院の建物は好きだな。

ここの茶室の庭周りがまた良かった。門柱は栗材かな、手斧をかけて6角に仕立てたもの。

飛び石や竹の扱いが繊細ですばらしい。

その後、高桐院に回ってみたが拝観休止中とのことだった(台風被害の修復のためらしい)ので、瑞峯院を見てきた。ここは重森三玲の作庭した枯山水がある。しかし、ちょっと石の選択と配置に力が入りすぎているというか、西洋的な彫刻感を感じてしまっていけない。

帰りに歩いた土塀が良かったw。古瓦もこんな使い方で役に立ったら嬉しいよね。

さて、なんか食べていくか・・・と思ったが洛内に車止めると高いので、駐車場のある北山の「進々堂」へ。ベシャメルソース、ラタトゥイユ、チーズをのせて オーブンで焼いたタルティーヌ(フランス式オープンサンド)を。うん、進々堂は裏切らないねw。食パン買って猫餌係のスタッフのお土産にした。

明日は打ち合わせが入っているが、長旅の後は洗濯や掃除で忙しいんだよな・・・などとハンドルを握っていると、淡路島あたりで電話。明日の夕刻、急なお客様が泊まりに来ることに。。。


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