傾斜地での小型重機は転倒しやすい。バランスをよくするために重機の屋根を外す。これだけでも重心がかなり低くなるだろう。
3時のお茶休憩、この道作りの概要が説明される。中腹にある既存のコンクリート基礎に向けてこのまま道を伸ばし、そこでターンする予定。
最初の難所。2重の丸太棚の上にさらに枕木を設置。
ここに最初の植栽。ミズキのようだ。
ここでもたっぷりの炭、そして切土で出た草付き表土を被せていく。
スタッフがルートを先取りして丸太棚の設置を始める。
下には植栽用の樹木を積んだクレーン付きのトラックが待機。このクレーンも急斜面の道作りになくてはならないものだ。
設置された枕木とそのキワに植えられたミズキ。しかしこの先にまた難題。既設の水道管が出てきた。
どうやらこの配管は生きているらしい。
素材は塩ビ管なのでバーナーで炙って曲げてしまう。こうして地中に埋めなおし・・・
重機が通過できる目処がついたところで終了。
今日は講座形式だった。最後に感想会。施主のK夫妻がとても理解と意欲をお持ちで、今後が楽しみである。この別荘地は合板を多用する2×4(ツーバイフォー)の家が多いらしいのだが、ご夫妻は「大地の再生」に似合う建築を考えているという。
最後に玄米おにぎりと自然塩とどぶろくが出てきた♬ 心尽くしのおもてなし、ごちそうさまでした。
皆は宿舎に泊まって明日から一気に仕事を進めるらしい。私は矢野さんに挨拶を済ませ、海岸沿いを通って鎌倉回りで東名のICに入る。
長い取材旅がこうして終わった。しかし、今回も内容がありすぎてレポート書きが大変だ!