焼き鮭、フルボ酸鉄と大地の再生


今夜は焼き鮭。ご飯は7分搗きで。北関東出身の私はたまに鮭が食べたくなる。でも養殖鮭は買わない。これは天然で産地はアメリカと書いてあった。色からして紅鮭であると思う。

最近の養殖魚はとくに餌が異常で、ドライペレットにはトウモロコシ、大豆、キャノーラ油などが配合されており、遺伝子組み換えのものも多く使用されている。つまり現代人の魚食にとって最も重要なテーマである「オメガ-3脂肪酸」が養殖魚には少なく、オメガ-6脂肪酸に変化しているのだ。これでは魚を食べる意味がほとんどない。

もちろん薬品を使用するという問題もある。密集した環境で飼育されるため養殖鮭には寄生虫がつく。そのために農薬を使うのだ。それは海底に生息する貝までも殺傷したり、奇形をもたらしてしまう。

養殖産業が盛んになったのは天然の漁獲高が激減したからだが、それを戻すには環境を取り戻していくしか真の方法はない。そのためにも、「大地の再生」の手法が非常に重要なのである。

広葉樹の植林によってフルボ酸鉄を増やすだけでは、漁場の全体回復はできないだろう。皆が空気と水の循環のかなめである「大地の再生」の理論を知る必要があるのだ。

たとえば愛媛のある市ではタイやハマチだけでなく、マグロやフグまで養殖しているが、一方でみかん農家は大量の農薬を使用し、フルボ酸鉄を減らしながら海に農薬を流している。

古来からリアス式海岸をもつこの場所は、天然魚類の宝庫であったのは間違いない。だが、農協と多くのみかん農家は減農薬をする気もないし、大地の息の根をさらに止める基盤整備を進めようとしている。

夕刻、大地の再生事務局から明日の会議の待ち合わせ場所の連絡が来る。私はこの会議のことを来週頃と勘違いしていたが、手帳を見るとちゃんと7日に予定が書いてある(このところ手帳付けをサボっていた!)。行けないならweb会議も準備してくれるというが、慌てて準備して行くことにした。

バロンが傷だらけになって帰還し、床に放り投げておいたダウンベストの上で寝始める。

ドリーはこっちで。そんな猫たちを尻目に猛スピードで旅の手配や準備。

というわけで、明日は始発のバスで高松駅へ、そして早朝のマリンライナーと新幹線で名古屋まで行ってきます!


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