ネコと車海老


高松三越で今日から始まる写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」に行ってきた。岩合さんといえば今や猫写真家として絶大な人気を誇るが、実は世界的な動物写真家であり、僕がまだイラストレーターとして駆け出しの頃、写真集として出版された『海からの手紙』に瞠目し、圧倒されたのをよく覚えている。

写真展は世界中で撮影されたネコたちがちりばめられ、その完成度もすばらしいものであった。そして幸運にも初日のスペシャルトークショーを聴くことができた。優しい語り口でありながら予想通り禅の修行僧のような方であった。数日前、京都のネコを撮影した番組を見ていたのだが、その写真集があったので購入してサインを貰って帰還。

夜は讃岐編が放映され、8日からは岩合さん監督のネコ映画「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族」が宇多津のイオンシネマで公開される。岩合さんがいちばん表現したいのはネコたちの愛のすがた、家族のすがたであるという。

僕も初期の作品にネコとの交流を「生命賛歌」のライトモチーフに使ったことがあるのでよく解る。今年はあの作品を再生させねばならないな・・・と強く思った、そんなエネルギーをもらった展覧会とトークショーだった。

車エビ(養殖)が安く売られていたので買ってみた。まだかすかに足が動いている。

串づくりから始めて(笑)、さっと茹でて・・・

握ってみた。やはり旨いね。甘みがちがう。天ぷらもやってみたがこちらはイマイチだった。下は寒ブリですが、養殖物の魚はやはりダメだ。讃岐のスーパーは暮れから正月にかけて養殖物の寒ブリ(オリーブハマチ)一色になる。今シーズンはとくにすごかった。しかし正月の風物詩、鮭もブリも養殖物だらけになってしまった、悲しい・・・。

ゆずを使ったりしてなんとか食べきったけど、はやく豊穣の海を取り戻さないといけないな。


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