大地の再生2019@仙台秀明/勉強会、樹木チェック、水やりの極意


昨晩は若松屋が満室で、結局郡山のビジネスホテルに泊まったのだが、宿に入る前にファミレスで12時過ぎまで矢野さんと打ち合わせ。矢野さんとは移動中はよく会話をするのだが、資料の付き合わせは、机のある場所に落ち着かないとできないのだ。

大地の現場は夜遅くなることが多いので、打ち合わせはどうしても深夜までずれ込んでしまう。そして、今日は午前中に仙台秀明での勉強会で話さなければならないので、ホテルの朝食も摂れず早朝の出発となった。

仙台の指定のファミレスで事務局のNさんが待っていた。お茶を飲む間もなく時間ギリギリまで勉強会のスライドづくり。

そして仙台秀明へ。かなりの数の信徒さんが集まっているらしく、駐車スペースがないほど込み合っている。

そして到着と同時にすぐに勉強会。PCのプロジェクターがつながってくれるかハラハラしたが・・・大丈夫だった。

矢野さんの話は主に敷地の完成に向けてのドキュメントだったが、中で北海道地震の調査の話にも触れ、仙台でも同じ問題が起きており、今後の災害につながりかねないことを示唆。

矢野さんがファミレスのテーブルで描いた断面図を、Nさんが平面図にはめ込んで再構成したスライドの1枚。

建物の中から施工した塀や植栽を眺めるのも初めて。建物の内覧もいい勉強になった。

食事会までの空き時間に、矢野さんが外部の植栽などを案内する。

茶庭前に移動。

この下に自然農の畑敷地、雑木林、そして住宅地の向こうに奥羽山脈の山々が望める。

茶庭の水も植物も落ち着いて、生き生きとした表情を見せていた。

入り口付近に端材と竹で作られたかわいいゴミ置場が作られてていた。

再び室内に戻り、食事会に参加させていただく。秀明会の海外支部で手作りされているというワインまでいただいだ。信者さんたちが楽器演奏や歌なども披露。

その後、矢野さんたちは移植する木々の敷地を見に行き、私は単独で居残って敷地の木々の位置や名称などを地図に落とし込む作業をした。今後、仙台秀明では毎月の集まりに大地の再生側も参加してメンテナンス講座やワークショップのような動きを作っていく。

それには解りやすい植栽マップがほしい。できれば動植物のイラストなども入れて、この仙台丘陵の過去と未来をつなげるようなものができるといい。裏面にはここで使った大地の再生技術の図解を描く。そんなアイデアが浮かんできた。

西側下部の深いグライ土壌が現れたところは池の予定だったが、今はとりあえず切り株や石で呼吸できるように埋め戻してある。

4時前に矢野さんたちが戻り、水やりを始める。仙台は今年に入って雨や雪がほとんど降っていないというので、地面が乾いている。ここで水やりができたのはいいタイミングであった。

水やりにもコツがあり、とくにこ縁石のキワなどは空気が通るように、片手にドライバーを持って地面に突き刺していくのだった。

「水まきは風と水を土の中に通す作業」「息のできる水まきと、息をつまらせる水まきがある」「水まきは植物の治療の最重要な処方」

「枕木の上もただ漫然と水をかけているのではない、テンションをかけて谷に泥を落とすイメージで。谷には空気が通っているから落ちた泥を団粒化してくれる」

う〜ん、水やり深い・・・。「水やりだけで絵本が作れそうですね〜」とNさんがつぶやいた。

もう一本のホースで私も水やりを手伝うことにし、なんとか回れる範囲内は水まきを終えた。6時半を回り、仙台駅で私は下ろしてもらった。16日の午後、上野原での打ち合わせ、翌17日夜の「大地の再生 関東甲信越 新年会」まで、私は単独で自由行動をとる。


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