九州三人3日目。皆でどこか島に渡ってみたいというのだが、メンバーは直島アートなどには興味はないらしく、「島の暮らし」が見える所・・・というので、男木島を案内する。事前に男木島の石垣再生のワークショップのことや、街並み再生や出版記念講演について小林さんとラジオに出たときの録音も聴いてもらった。今日もいい天気である。
フェリーの船上で、台湾に半在住しているMさんが旅人と会話を始める。サングラスの彼はパリ在住のフランス人YOUTUBER(ユーチューバー)だった。一年の半分が旅、今は日本の田舎を歩きながら動画を毎日アップしているという。女木島で下船するとさっそくカメラを回していた。
石垣を歩く。平日なので観光客は少ない。カフェなども土日だけの営業が多いのである。
「ドリマの上」の小林さんにランチをお願いしておいた。
無農薬野菜のサラダと薬膳カレーである。おかわりもたっぷりできて美味しかった。
食中・食後は薬草&自然食談義。
その後、お隣の古民家改修の現場で、Kさんに大地の再生視点で空気の流れや水脈について、今後の注意点などを見てもらう。再生した石垣の前で記念写真。玄武岩の黒がだいぶ出てきた♬
小林さんの畑も案内してもらう。ソラマメの間にダイコン種をばらまいて、それを間引いていくことが、地中に空気穴を作ってソラマメを成長させる。・・・という大地の再生の「点穴」にも似たことを小林さんがやっていて、ちょっと驚いた。
男木島灯台へ。何度来てもここは良いな・・・。しかし、風が強くて寒い!
高台にある神社に参拝して帰る。ちょうど雲間から夕陽が見え始める。坂を下りて乗船。
三人、夜は高松市内で「カフェ会」に参加するというので、私だけ単独で帰宅。街のお土産は一鶴の骨付鳥だった。ヒナと親を食べ比べる。
台湾からのお土産を開ける。龍眼という果物の乾燥品。
中には薄い果肉が入っていて、黒糖のような味がする。味も濃厚なら薬効もきわめて高いものらしい。
ドリー、Mさん膝がお気に入りで定位置へ。
この頃ドリーに嫌われているのか、外から「入れて!」と鳴いたとき私がドアの前にいると、警戒して入ってこない。それで何度も呼び出しては入らない・・・を繰り返している。仕方なく、ドアを開けっ放しにして私が身を引いていると、かなり時間をおいてからこそっと入って来る。でも、これでは床が汚れる。
最初からネコを飼うつもりなら、設計のときにネコドアを作ったのだが、当時はそんなつもりは全くなかったのである。バロンもドリーもおそらく「捨て猫」で、私が拾わなかったら、今頃どうなっていたかわからない。しかしネコはお客さんをなごませる装置になっているのは確かである。